ドラマ「イップス」の第3話(4月28日放送)は、ミコ(篠原涼子)と刑事の森野(バカリズム)がある事件の密着取材をします。
そんな中、二人はあるトリックに気づき、事件を解決していきます。
それではドラマイップスの第3話ネタバレと感想・レビューです。
イップス【第3話ネタバレ】
ミコ(篠原涼子)は、警視庁捜査一課の刑事・森野(バカリズム)をモデルにした小説を執筆するため、密着取材を申し込みました。
刑事・森野は、ミコの取材を許可した事件は、都議会議員・尾花健一郎(塚本高史)の邸宅で起こったある事件でした。
健一郎の第一秘書である田所万作(平田満)が遺体として発見された事件でした。
田所は書斎で発見され、その現場にはいくつかの疑問が残されていました。
健一郎と第二秘書の村井浩平(渡辺佑太朗)は書斎のドアに鍵がかかっており、庭から室内を覗いて田所が倒れているのを発見しました。
森野は、不自然すぎると疑問を抱きます。
森野は現場に到着したときから、これは「事件だ」として捉えていました。
また、遺書の内容がコンピューターで作成されており、名前だけが自筆であることも疑問でした。
ミコと森野は、これらの疑問点を元に、健一郎に話を聞きます。
田所は、健一郎のパートナーでした。
事件の核心に迫る中、ワイシャツの袖口についた血痕が重要な証拠となりました。
この血痕の発見が、事件の真相を解明する鍵となりました。
田所は、健一郎を立派な政治家に育てるために、彼に厳しい接し方をしていたことが明らかになります。
健一郎を守るために壮絶な死を選びましたが、その行動が健一郎にとっても大きな喪失となり、彼は深い悲しみに打ちひしがれるのでした。
ミコと森野の取材によって、事件の謎が解き明かされました。
しかし、この事件が浮き彫りにしたのは、政治家とその周囲の人々の複雑な人間関係と闇でした。
小説家のミコにとって、実際の現場での経験が、知見を深めていきます
また、ミコと森野のパートナーシップも深まりつつあります。
イップス第3話の感想とレビュー
森野のイップス
冒頭の仮想空間でのミコと森野の会話が気になります。
森野が「人のぬくもり」というものが苦手であること、そしてミコが次のシーンに移る前に「虫」と答えました。
また、ミコの弟である黒羽慧がSNSで森野刑事に対する誤認逮捕に関する書き込みを閲覧している場面が描かれました。
この書き込みは、物語の中での森野の評判や彼に対する誤解、そして事件の重要な転換点を示す要素として機能します。黒羽慧の立場や行動が事件の解明にどのような影響を与えるのか、注目されるポイントです。
さらに興味深いのは、ミコの運転手である坂浦猛が登場し、彼の表情にも注目が集まるという点です。坂浦猛が冤罪事件の関係者である可能性が示唆されており、彼の登場は物語に深い影響を与えることが期待されます。彼の過去や動機、そして事件における役割が明らかにされる過程で、物語の謎解きが進展していくでしょう。
最後に、虫の死に際についてのミコの考えが田所の死の絵面と関連付けられることが怖いと感じられる理由について考察します。虫の死に際の姿が田所の亡くなる状況と類似していることは、物語の象徴や予兆を示唆するものかもしれません。このようなイメージの対比が物語のサスペンスや心理的な深みを増幅させ、読者や視聴者に深い印象を与える効果を持っています。
以上が、物語の複雑な要素や登場人物の心情、そして事件の解明に向けての推進力となる要素についての詳細な説明です。
森野にイップスの症状が現れるのは容疑者と思われる人から
「疑っているのですか」
と問いかけられた時だと判明しました。
またミコの弟・黒羽慧(染谷翔太)が“森野刑事”の誤認逮捕についてのSNSへの書き込みを閲覧しています。
一方、“森野”という文字が書かれた付箋を見るミコの運転手・坂浦猛(渡辺大地)の表情も気になるところです。
彼もまた冤罪事件の関係者なのでしょうか。
ところで冒頭などで出てくる仮想空間でのミコと森野の会話は何を意味しているのでしょうか。
今回は苦手なものということで森野は“人のぬくもり”、ミコは答える前に次のシーンに変わってしまいました。
おそらく「虫」と答えるつもりだったと思うのです。
虫の死に際はバタバタとしているという絵面が、田所の亡くなる直前を連想させる何かに繋がったのかな、と考えましたが、かなり怖いですね。