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「アンメット」第4話のネタバレ
母の病気をきっかけに医師を志したミヤビ
川内ミヤビ(杉咲花)は、大迫紘一(井浦新)とともに実家に帰っていました。
母親と一緒に料理を作るミヤビは、母の肉じゃがの美味しそうな匂い、野菜を切る包丁の音を聞いて、母親が倒れた時の記憶が蘇ります。
病院に緊急搬送され、大迫によって手術が行われ一命を取り留めた母は、後遺症が残ると言われました。
しかし今では後遺症もなく、以前と変わらずに料理も出来るようになっていました。
「今、家族と楽しく過ごせるのは、教授のおかげです」
ミヤビの家族は大迫に感謝を伝えます。
記憶障害の原因を見つけられないミヤビ
帰り道、ミヤビは大迫に、三瓶友治(若葉竜也)に脳を調べてもらったことを話します。
三瓶先生の見立てでは、記憶障害に繋がる原因は見当たらないと言われたと伝えます。
しかし大迫は、「見えるところに原因があるとは限らない」と指摘します。
大迫は、三瓶が研修医の頃から知っていて、
「三瓶先生は優秀だが、無駄に患者に希望を与える」
と三瓶の診断は安直だと危惧していました。
ミヤビは、三瓶から大迫の秘書の西野麻衣(生田絵梨花)にMRIの画像を見せてほしいと電話して断われたのはそんな理由があったからと理解します。
しかし大迫は、三瓶がMRI画像を貸してくれと相談を受けていた事は知りませんでした。
西野麻衣(生田絵梨花)の嫉妬
翌日、教授室に戻った大迫は、秘書の西島麻衣に、自分の判断でミヤビのMRI画像を貸すことを断ったと事後報告されます。
大迫は、自分に一言も相談なく、秘書の独断で判断したのは問題で、そもそも麻衣らしくないと言います。
そして、麻衣がミヤビのMRI画像を三瓶に貸し出すことを断った理由にピンときます。
ミヤビの記憶が戻れば、麻衣の婚約者の綾野楓(岡山天音)のことを思い出すことは確実。
結婚するまでは絶対に阻止したかったからだと気づきます。
カテーテル手術か開頭手術か、患者の選択
次にミヤビが担当したのは、加瀬誠(前原瑞樹)という動脈瘤が見つかった患者でした。
必ずしも手術する必要はないものの、手術して取りきったほうがいい可能性もあることを提案するミヤビ。
悩む加瀬は、ロボット工学研究者という職業柄、様々な確率を計算すればするほど、手術するか悩んでいます。
ミヤビは、加瀬の手術を大迫に相談しました。
すると、カテーテル専門の綾野に手術してもらってはどうかと提案されます。
さっそく綾野に話を聞くミヤビは、手術するならば開頭手術より、患者の負担を軽減できるカテーテル手術がいいと勧めます。
ただ患者の気持ちを置いてきぼりにしてはいけないし、患者の気持ちに寄り添うのがいちばんだと言います。
ミヤビと綾野が話す様子を、遠くから見る西島麻衣は複雑な表情をしていて・・・。
数日後、自宅で過ごしていた加瀬は、頭に激痛が走り、倒れてしまいます。
ミヤビが調べると破裂ではなく、一時的な頭痛でした。
しかし、いつ破裂するか分からない動脈瘤に振り回されるのはもう嫌だという加瀬は、手術を決意します。
ミヤビは、回復が早いカ綾野先生のテーテル手術を提案します。
西島麻衣の婚約者・綾野のカテーテル手術の技術
綾野はさっそく、加瀬のカテーテル手術を担当しました。
多くの医者たちが見学をし、その中には三瓶の姿もあります。
繊細なカテーテルを加瀬の脳内に入れて手術を行う綾野の技術はかなり高度なものでした。
そして無事に手術は成功します。
手術を終えた綾野にミヤビは、2種類のジュースを買ってきて選ばせます。
「どっちがいいですか?」
微笑むミヤビ。
それは、ミヤビが記憶を無くす前にやっていた行動だったと思い出す綾野。
三瓶が手術に参戦!?
一方、三瓶は大迫に再びミヤビのMRI画像を見せてくれと頼みに行きます。
すると、ある親子と出会います。
幼い息子が脳腫瘍で、いま大迫教授による2回目の手術を受けていると言います。
不安がっている両親の相談に乗る三瓶は、親子とともに手術室の大迫を見守ります。
大迫は、今回も全ての腫瘍は取れないと手術室から報告します。
癒着が酷く、これ以上無理をすれば脳を損傷してしまうかもしれないと言う大迫。
しかし
「全摘できる」
と断言する三瓶!!
リスクが大きすぎると否定する大迫に、せめてその未熟な助手を変えるべきだと三瓶は提案します。
大迫は、結城という助手を呼ぶことに。
しかしやってきた結城は勝手にオペを進めてしまい驚く大迫。
なんと、三瓶が結城になりすましてオペに参加してしいたのです。
大迫は驚きますが、三瓶の腕を見てこのまま手術を続行し、いとも簡単に腫瘍を全て取り除くことに成功します。
三瓶の行動に大迫は激怒
手術後、大迫は三瓶に憤ります。
「リスクを無視してやっている行為は、自己満足だ」
患者に希望を安易に与える三瓶のやり方を、大迫は決して許しません。
西島家がミヤビを記憶喪失にした?
一方、西島麻衣は、ミヤビを呼び出して三瓶がMRI画像を貸してくれと病院に来たこと、そして大迫教授の手術に無断で参加した「問題行動」を打ち明けます。
そんな三瓶を信頼するのかと、気を付けるように麻衣は忠告します。
その夜、麻衣の祖父の西島医療グループの最高権力者・西島秀雄(酒向芳)は、
ミヤビの存在を疎ましく思っていました。
自宅に大迫を招き、ミヤビが記憶を取り戻したなら迷惑だ言い・・・。
ドラマ「アンメット」第4話の感想と考察
ここにきて西島家の恐ろしさがクローズアップされました。
①西島秀雄は恐ろしい人物
そもそも、西島麻衣(生田絵梨花)の祖父・西島秀雄は、ミヤビが以前勤務していた関東医大の同窓会長です。
現在は、西島医療グループの最高権力者で、地元では絶大な権力を握っています。
麻衣のお母さんを家政婦扱いして、母はビビりまくっているし、もう1人家野中に女性がいましたが、愛人のようにも見えました。
②西島麻衣の綾野に対する好きがダダ漏れ!
西島麻衣は、西島グループのお嬢様。
その麻衣を祖父の秀雄は、「綾野先生(岡山天音)」と結婚させようとしています。
麻衣は、綾野の事を好きではないと表面上は冷静を装っていますが、「好き」がダダ漏れ!
綾野がミヤビに思いを寄せていることを知っている麻衣は、ミヤビを綾野に近づかせまいとあれこれ手を回しています。
ようするに麻衣は、ミヤビが記憶を取り戻したなら、綾野を取られてしまうと危機感をつのらせています。
綾野は、やっぱり権力を手に入れたい思いも垣間見えます。
一方で、西島家に入ればせっかくのカテーテル技術をもっているのに、西島秀雄に「カテーテルなんぞ辞めて西島グループの繁栄に尽力しろ」と圧をかけられています。
つまり、結婚したならば現場ではなく、経営に回れということ。
ただ、綾野がカテーテル手術専門医になった背景には、患者の負担を極力取り除きたい思いがあったはずです。
患者に寄り添う気持ちをもつ綾野が、西島家の権力に負けてほしくないと願ってしまいます。
③西島秀雄の思惑
気になるのは、秀雄が大迫教授を家に呼び、
「記憶を取り戻すことは阻止しろ」
と指示していたことです。
この言葉の裏には、「ミヤビを記憶喪失にさせた」ように感じました。
三瓶の見立てでは、記憶障害の原因になる要素は見当たらないと言っています。
祖父の秀雄の指示で、大迫教授が何か薬?を使ってミヤビに症状を出させていたならば・・・
もしそうだとすれば、西島家、そして大迫教授は命取りですね!
③西島秀雄がミヤビの記憶を取り戻させない理由は?
ただ、なぜそこまでしてミヤビの記憶にこだわるのか、違和感を感じます。
ミヤビは記憶を無くす前に、
西島家の重大な不正?を見たからでしょうか?
まとめ
ドラマ「アンメット」の第4話は、西島家によって、ミステリー要素が一気にクローズアップされました。
西島家とミヤビの記憶喪失には何か関係があるように思います。
次回、第5話では、もう少し踏み込んだ展開がありそうですね。