日曜劇場「アンチヒーロー」の第5話が5月13日に放送されました。
今回は、主人公の明墨(長谷川博己)が、被害者と警察と弁護士がでっち上げた事件に切り込み、闇を暴いていきます。
ラストシーンでは、無罪になった緋山が登場します!
それでは、「アンチヒーロー」第5話のネタバレと、感想レビュー、考察を深掘りしていきます。
Contents
アンチヒーロー第5話ネタバレ
明墨正樹(長谷川博己)は、検事を辞めて以来初めて、元上司の伊達原泰輔(野村萬斎)と顔を合わせます。
かつては伊達原を慕っていた明墨ですが、それはもう昔の話。
伊達原は、もう判決が出ている昔の事件を追う明墨を快く思いません。
伊達原は、
死刑囚になっている志水裕策(尾形直人)の事件は、明墨が検事時代に担当し、有罪にした張本人だろう!!
と突き付けます。
一方、紫ノ宮飛鳥(堀田真由)は、6年前に父・倉田功(藤木直人)が犯した不正が何だったのか、明墨に質問します。
明墨は、紫ノ宮を利用しているのを認め、お互いが知りたい真実の為に手を組もうと言い・・・。
被害者と弁護士、警察のトライアングルを崩す!
明墨はまず、今回の事件で、被害者と言い張る仙道絵里(早見あかり)の「でっち上げ」に絡んでいる、弁護士、警察のトライアングルを崩そうと計画します。
まずは被告人の担当だったカリスマ弁護士宇野雅人(和田聰宏)から崩すことに。
そして、赤峰柊斗(北村匠海)は、仙道絵里に偶然を装って近づき、喫茶店へ誘い出します。
イケメンに出会い、ドキドキの絵里。
しかし赤峰は、自分があの明墨の部下だと名乗り、宇野弁護士とと明墨が写る写真を見せます。
「この2人がどんな会話をしていたか気になりませんか?」
2人が会話する音声を聞かせる赤峰は、
被害者だという絵里の証言がウソだと世間に知れたならば、デジタルタトゥーに一生悩まされることになると揺さぶります。
その頃、紫ノ宮は父親の倉田刑事と話をしていました。
父親を信じたい紫ノ宮は、正義の味方の父親なら、事実を話して欲しいと説得します。
「志水さんが冤罪なら間違ってるし、お父さんは何をしたの?」
と尋ねますが、倉田は認めません。
法廷で真実を明らかにすると言い、紫ノ宮は家を出ます。
これらは全て、トライアングルを崩すために揺さぶりにかける明墨の計画でした。
その後、倉田刑事は何度も宇野弁護士に電話を掛けますが、全く連絡が取れません。
やはり明墨が揺さぶりをしていると倉田は気づきます。
仙道絵里は赤峰に揺さぶられて心配になり、倉田刑事に本当に大丈夫なのかと電話をかけます。
倉田は何も心配いらないと話しますが、仙道は不安を拭えません。
第二公判
第二公判当日。
法廷に立った仙道絵里は、来栖の顔を見ないように配慮された目隠のパーテーションを外して構わないと言います。
しかし、裁判が始まると泣き始める仙道は、弁護士に脅迫されたと証言し、赤峰との会話を提出します。
しかし実はこれも明墨たちが仕掛けたものでした。
倉田刑事に会う前に明墨に相談していた絵里は、明墨にもう逃げられない現状だと言います。
そして明墨は絵里に
- 警察に協力していた被害者という立場なら減刑できると提案
- 来栖を野放しにはしない
と約束。
絵里は警察との結束を蹴って「明墨側」に寝返ったのです。
公判は続行不可能になり閉廷。
それでも仙道絵里が、全く罪に問われない訳ではなく、明墨は、絵里の弁護を受け持つことを約束します。
この結果に、伊達原は激怒!!
緑川歩佳(木村佳乃)に「東大卒の元夫」に口利きしてくれとお願いをするのでした。
明墨の記者会見による訴え
今回の警察の不正について、明墨は記者会見を開きます。
これまでも動揺の「でっちあげ」事件があった可能性を指摘し、
過去に遡って捜査をやり直すべきだと言います。
そして来栖の弁護を、宇野に戻したことを発表しました。
今回の騒動で、県警の倉田刑事は、家を売却することに。
荷造りをする倉田に、娘の紫ノ宮は、不正をしてまで守るものがあるのかと聞きますが、倉田は何も言えませんでした。
倉田は、紫ノ宮の目の前で警察に連行されていきます。
残された紫ノ宮は、明墨に電話をします。
明墨は、今回の倉田の逮捕自体に不審な点はない。
しかし、あまりにも早すぎるため「大きな力」が動いたかもしれないと言います。
そして、これからどうするべきかは、紫ノ宮の意志を尊重する明墨。
電話を切った明墨は、隣の暗い部屋へ。
「例のモノは手に入りましたか?」
暗がりの中、机に座っていた緋山は、「心配ない」と答え・・・。
アンチヒーロー第5話の感想レビュー
絵里の事件
仙道絵里(早見あかり)の事件は、違和感だらけ事件でしたね。
- 帰宅した絵里がアパートの玄関を開けようとしたら背後から男に襲われ抵抗して男の顔を目撃
- しかしすぐ近くにコンビニがあったのに絵里は駆け込んだり、声を挙げなかった
- 警察に通報したのはすぐではなく翌々日
明墨は、絵里こそが、来栖をストーカーしていたことに気づきます。
女癖の悪い来栖に対して、絵里が逆上し、復讐してやろうと思っていた中、
千葉県警は過去に不同意性行為事件を起こした来栖を追っていて、
絵里がそれを嗅ぎつけ、絵里と警察、弁護士が手を組み「でっちあげ」で来栖を逮捕していたってことですよね。
来栖を担当する宇野弁護士も、千葉県警とガッツリタッグを組んでいたことが判明し、宇野は担当案件を全て有罪に持ち込んでいたという闇が公になりました。
もし本当にこんなことが起こっていたならば、怖いですよね!!
明墨の洞察力
それにしても、明墨の洞察力が凄すぎて、毎回驚かされます。
絵里の証言がでっちあげだったこともすぐに気づいていましたし、そもそも紫ノ宮を自分の弁護士事務所で雇っていたのも、全てお見通しだったということですよね。
紫ノ宮は、尊敬する父親倉田刑事が逮捕されて、どれだけショックを受けているかもちゃんと受け止めている明墨。
冷酷に見えて、実は温かい人なんだろうと思いました。
志水の冤罪を必死に証明しようとしているくらいです。
やり方は冷酷に見えるけれども、事件に関わった人に対して、明墨はきっちり後始末をしているんですよね。
緋山カムバック!
そして、ラストシーンは、お待ちかねの緋山、カムバックでしたね!
お帰り岩ちゃん!
糸井一家殺人事件を探っている最中に事件に巻き込まれたんでしょうか。
それとも無罪にして、緋山を泳がせて何かをさせようとしてるんでしょうか。
ただ、伊達原検事正の部下の菊池にガッツリマークされてるのが気になりますね。
伊達原さんのあの目は、もはやホラーですね。
考察
第5話、次回の第6話で気になることをまとめました。
1、緋山の正体は?例のものって何?ハンマー?
2、倉田が守りたいものは何?口を開かない理由は?紫ノ宮が人質になっていた?
3、緑川の元旦那は誰?これから出る?