「虎に翼」第115回(9月6日金曜日放送)では、昭和38年という激動の時代を背景に、登場人物たちがそれぞれの人生の転機を迎えます。
桂場は最高裁判事の一人に任命され、竹もとの修業に励む梅子には新たな成長の機会が訪れます。
道男もまた、未来に向けて大きな決断を迫られます。
更年期障害に苦しむ寅子と、認知症の百合の介護をしながら奮闘する彼女の姿にも注目です。
この記事では、第115話のネタバレと共に、視聴者の感想や次回の予想も詳しく解説していきます。
Contents
虎に翼9月6日金曜日あらすじ(第115回)
昭和38年6月、桂場(松山ケンイチ)は最高裁判事のひとりに任命され、竹もとで修業に励む梅子(平岩紙)、そして道男(和田庵)にも人生の転機が訪れる。
更年期の不調を抱えながら、認知症の百合(余貴美子)に向き合う寅子(伊藤沙莉)。
そして同38年12月、「原爆裁判」の判決が言い渡される。
引用:https://bangumi.org/tv_events/AjLgBlVJEAE
虎に翼9月6日金曜日ネタバレ(第115回)
「虎に翼」第115話では、昭和38年6月を舞台に、主要キャラクターたちがそれぞれの人生の重要な分岐点に立たされます。
新たな転機を迎える登場人物たち
桂場(松山ケンイチ)は、最高裁判事に任命され、法曹界での新たな役割を担うことになります。
この昇進は彼にとって名誉である一方で、大きな責任を伴うものでした。
桂場の就任は、これからの道のりに大きな影響を与えることになります。
梅子と道男の最強タッグ結成!
一方で、竹もとのもとで修業に励む梅子(平岩紙)は、竹もとを継ぐために、懸命に努力を続けていました。
今日も、甘味マニアの桂場に、お団子を味見してもらいます。
やっと、桂場のOKがでて、大喜びの梅子!!
この日のために、何年も努力してきた梅子に、竹もと店主夫婦はこれでやっと店を譲れると喜びました。
そんな中、道男(和田庵)の人生にも大きな決断を迫られる時が訪れていました。
寿司屋の大将はもうほとんど歩けず、店をたたむことになったけれど、客商売や金勘定は苦手だと寅子に打ち明けます。
寅子やばあちゃん(はる)に顔向けできないと頭を下げる道男。
この話しを聞いていた梅子は、
「ここで一緒にやらない?」
と言います。
竹もとを一人で切り盛りすることに不安を感じていた梅子にとって、渡りに船でした。
梅子は、
道男くんが苦手なことが全部得意だし、私はすこぶる頭がいいのよ。
と寅子と微笑みました。
梅子と道男は、「竹もと」で、お寿司とお団子のお店を始めます。
更年期の寅子と認知症の百合の物語
一方、更年期障害に悩む寅子(伊藤沙莉)が、認知症を患う百合(余貴美子)との日々が続いていました。
寅子自身、更年期には悩まされるけれど、生理痛の苦痛が終わることが心から待ち遠しく思っていました。
寅子は、自身の体調の変化に戸惑いながらも、母親である百合の介護に奮闘します。
百合は、
「朋彦さん(夫)のところに行きたい」
と涙を流し、自分の状況が情けないと言い、ごめんなさい・・・と何度も頭を下げます。
そんな百合に、苦しい声を知らんぷりする世の中にはしたくないと言いました。
原爆裁判の判決
昭和38年12月、長きにわたる「原爆裁判」にようやく判決が下されます。
この裁判は、日本国内外で大きな注目を集め、被爆者たちの権利と正義を求める闘いとして知られてきました。
裁判長の汐見圭(平埜生成)は、判決主文を後に回し、判決理由を読み上げます。
33万人の一般市民が犠牲になり、無差別な爆撃であったことは、国際法からみても違法である。
しかし、個人に対する損害賠償責任があるかどうかに関しては、根拠はない。
人類始まって以来の、原子爆弾の被害には心から同情の念を抱く。
国家は自らの権限と責任のもと起こした戦争に、責任を問われることはまちがいない。
この職責は、裁判所ではなく、国会や内閣府の問題。
それでこそ救済策が講じられるため、「原告の請求を棄却」という判決でした。
国側の勝訴で幕を閉じました。
この判決を、法廷の外でじっと聞き入る航一・・・。
寅子は顔をこわばらせ、よねは涙を流します。
岩居は、雲野の遺影を見つめていました。
感想レビュー
虎に翼が8月31日にクランクアップしたときの様子が流れました。
伊藤沙莉さんが朝ドラのヒロインを演じることができるのか、不安で不安で、
だけどみんながとっても優しくて、
これから佐田寅子として生きていけないのが悲しい。
という感想でした。
一年間、寅子を演じた伊藤沙莉さんは、とっても楽しくて充実していたとおっしゃっていました。
お酒好きな伊藤沙莉さんは、撮影中もスタッフさんと美味しいビールを飲んでリフレッシュしていたそうです。
また、前作の朝ドラ「ブギウギ」の主演・趣里さんから、毎回「朝起きるだけで偉いよ!」などの激励のメールをもらい、励ましてもらっていたエピソードがありました。
趣里さんが普段使っている、練り香水をもらい、伊藤沙莉さんも使っていて、まさに今日もつけてらっしゃいました。
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百合さんの姿に涙
さて、第115話は、とても感慨深い内容でした。
まずは、百合さんの姿には涙が溢れました。
亡き夫のところに行きたい・・・
痴呆が進んでしまった百合さんですが、ふと自分に戻った瞬間だったのかもしれません。
自分が情けなくて、ごめんなさい・・・と何度も謝る姿には、涙がこみ上げました。
また、そんな百合さんをそっと抱き寄せる寅子の優しさ。
寅子は、苦しい声に知らんぷりしないと言い、寅子自身の強さと、原爆裁判では真っ当な判決を出したいという思いが伝わってきました。
原爆裁判の判決
また、原爆裁判の判決には本当に心が揺さぶられました。
この平埜生成さんの判決シーン、素晴らしかったですよね!
🐯 #トラつばプレイバック 🪽
昭和38年12月、原爆裁判判決の日。
主文を後に回し、先に判決理由を読み上げる汐見。
これは当時、民事裁判では異例のことでした…。判決の続きは🔜https://t.co/CtwiYTx20h#虎に翼#伊藤沙莉 #土居志央梨 #戸塚純貴 #平埜生成 #趙珉和 #高橋努 #井上拓哉 #川島潤哉 pic.twitter.com/2tq3ntHjRA
— 朝ドラ「虎に翼」公式 (@asadora_nhk) September 5, 2024
長い裁判の末にようやく出た結論に対して、様々な感情が湧いてきますが、
正義を求め続けた人たちの想いが少しでも報われる判決になったと捉えていいのではないでしょうか。
個人や裁判所の管轄どころではなく、国が問うべきだという判決だと受け止めたいと思います。
道男と梅子が共同経営
一方で、道男や梅子の人生にも新たなステージがやってきました。
道男は、寅子の紹介で笹山さんの寿司屋で修行して、立派な寿司職人になりました。
また、花江との恋を予感させるエピソードがありましたので、二人がどうなるのか期待してしまいます♪
また梅子は、家族から独立して「竹もと」で頑張り、
やっと認められて本当に嬉しそうだったし、そんな彼女を見て嬉しく思いました。
今後の女主人としての活躍に期待したいですね。
そういえば、梅子さんの息子たち、特に三男の光三郎はどうしてるんでしょう・・・。
次回展開予想
次回の「虎に翼」では、原爆裁判の判決がどのように社会や登場人物たちの生活に影響を与えるのかが焦点になります。
また、道男と梅子の新たな道がどのように描かれていくのかも見逃せません。
寅子と百合の関係にも、新たな試練が待ち受けているかもしれません。
寅子がどのようにして家族の絆を深めていくのか、ますます楽しみです。
まとめ
「虎に翼」第115話は、主要キャラクターたちの人生の転機を描いた非常に重要なエピソードでした。
更年期障害に苦しみながらも、母親の介護に励む寅子の姿には、感情移入できるエピソードになっています。
また、原爆裁判の判決という大きなテーマを通じて、日本の歴史と向き合う重厚なドラマが展開されます。
ドラマ「虎に翼」の9月6日金曜日放送(第115回)のキャスト
- 寅子(伊藤沙莉): 主人公。更年期障害を抱えながらも、認知症の母親・百合を支え続ける。
- 桂場(松山ケンイチ): 最高裁判事に任命された法曹界の一人。新たな役割を担う。
- 梅子(平岩紙): 寅子の学友。竹もとのもとで修業に励み、成長を続ける女性。家族との関係にも新たな変化が。
- 道男(和田庵): 寅子が家庭裁判所時代に出会った人物。人生の大きな転機を迎え、新たな決断を迫られる。
- 百合(余貴美子): 認知症を患う寅子の母親。家族にとって重要な存在。
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