イップス第4話は、人気パティスリー店のオーナーの死亡事件について、ミコ(篠原涼子)と森野(バカリズム)が捜査します。
すると、ある女性が仕事の夢と、結婚の夢の間で葛藤していて・・・
悲劇の事件の真相は、女性の夢が絡んでいました。
それでは、イップス第4話のネタバレと感想レビューです。
Contents
イップス第4話ネタバレ
アレンジモンブランが人気のパティスリー『Ebahi(エバイ)』のオーナー・小泉春樹(宮尾俊太郎)が死体となって発見されました。
春樹の死因
森野(バカリズム)のバディである捜査一課刑事・樋口一之(矢本悠馬)によれば、
春樹の死因は頭部を強打したことによる脳挫傷の可能性が高いと推測されました。
死亡推定時刻は前夜の21時から21時半の間であり、その時間帯に何か重大な事故が発生したと推理します。
事件当時、現場では停電が発生していたため、視界が悪かったことが確認されています。
この停電の影響で、床に落ちていたクリームに気づかかなった春樹が踏んでしまい、その結果滑って転倒し、頭部を強打したのではないか。
停電中の暗闇が視界を遮り、クリームに気づかずに踏んでしまったことで不運な事故が起きた可能性が高い状況です。
ただ樋口刑事は、この事故が偶然に起こったのか、あるいは何者かが意図的に仕組んだものなのかを慎重に調査する必要があると考えます。
春樹が最後に一緒にいた人物
事件当時、春樹が最後に一緒にいたのは、彼の恋人で人気パティスリー『Ebahi』のチーフ・パティシエである金町環奈(香椎由宇)です。
環奈と春樹は二人で新作メニューの開発を行っていました。
現場にいた環奈が重要な目撃者として浮上します。
今回も事件に首を突っ込むことにしたミコ(篠原涼子)は、森野と共に環奈に執拗に迫ります。
環奈は最愛の人を失った悲しみに打ちひしがれつつも、春樹の死の真相を明らかにするために協力を約束します。
環奈(香椎由宇)の仕事の夢
人気パティシエの金町環奈(香椎由宇)は、恋人の春樹のおかげで、フランスの三ツ星レストランのシェフに自作のケーキを試食してもらう機会を得ていました。
このチャンスは、環奈にとって夢の実現への大きな一歩でした。
もしそのシェフに認めてもらえたなら、環奈はフランスの三ツ星レストランでパティシエとして働くという長年の夢が叶うことになります。
森野(バカリズム)とミコ(篠原涼子)は、彼女の成功を願っていた春樹が突然命を落としたことには、何か隠された事情があるのではないかと考えます。
結婚の夢
実は春樹との結婚を望むようになっていた環奈は、
春樹は、元恋人の後任パティシエの江原尚子(遊井亮子)とヨリを戻すために、
自分を店から追い出そうとしているのではないか?
と勘ぐっていました。
疑念を問い詰める中で口論となり、感情の高ぶりによって突発的にココナッツで春樹を殴ってしまい・・・
奇しくもそれは、三ツ星レストランのシェフに試食してもらうモンブランに使う材料でした。
頭から血を流し死んでしまった春樹を見て我に返った環奈は、罪から逃れるために巧妙な偽装工作を始めていました。
イップス第4話感想レビュー
環奈(香椎由宇)の夢が悲劇に
冒頭のミコと森野の仮想空間での会話はその回のプロローグで、今回は仕事と恋愛についてでした。
- パティシエとしての夢
- 女性としての夢
これは、とても悲しく残念な事件です。
環奈が陰で支え、表では応援してくれていた恋人の春樹を殺害・・・。
この出来事は、三角関係や痴情のもつれから生じたものではありません。
もし、環奈が春樹の話をもっとちゃんと理解していたら、このような悲劇にはならなかったと思います。
春樹は環奈を心から愛し、彼女のために尽くしていました。
しかし、環奈が春樹の言葉や意図を誤解したことで、最悪の結果に至ってしまいました。
彼の言葉に耳を傾け、理解しようとすれば、避けることができたかもしれません。
そうであれば、環奈は仕事も結婚も手に入れ、幸せな未来を築くことができたでしょう。
この事件は、女の嫉妬の恐ろしさを物語っていましたね。
嫉妬は、冷静な判断を失わせる原因となります。
環奈の心に芽生えた嫉妬が、彼女の判断力を狂わせ、取り返しのつかない行動を引き起こしました。
環奈の行動は、春樹への愛が深かったが故に生じたものかもしれませんが、その愛が歪んだ形で表れてしまいました。
また、仮想空間で時計の針が9時19分を指しているのは、死亡推定時刻や停電の時間帯と重なっていて、その後画面が真っ暗になりミコに「停電?」と言わせる仕掛けは面白いと思いました。
最近、現場に来ていなかった森野が、人気のパティスリー『Ebahi』が今回の現場だと知り、不謹慎にもモンブランが食べられるかもしれないという理由で現れました。
ケーキ好きのスイーツ男子である森野は、いつも以上にはしゃいでいて可愛かったです。
そのおかげで、普段は勝手気ままなミコの振る舞いがトーンダウンし、落ち着いた雰囲気ででしたね。
森野のテンションのおかげで、ミコのいつもの自由奔放さが影を潜め、いつもとは逆転していました。