ドラマ「放課後カルテ」第5話（11月9日放送）では、主人公・牧野（松下洸平）が心の奥底に抱える過去が徐々に明かされていきます。
羽菜を救おうとする牧野の真剣な思いと、その背後にある彼の苦い経験が描かれ、見ごたえのあるエピソードとなっています。
牧野と羽菜の切ない関係がどう発展するのか、注目の第5話を振り返ってみましょう。
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「放課後カルテ」第5話（11月9日放送）ネタバレ
第5話の冒頭では、両親との問題で心に傷を負っている羽菜が描かれます。
牧野と羽菜の繋がり…「自分を壊す」一歩手前にいる少女
羽菜（小西希帆）の状態が
「自分を壊してしまう寸前にある」
と、篠谷から心配されていたことを知った牧野は、いてもたってもいられず羽菜のもとへ向かいます。
彼女を助けたいと語りかける牧野には、彼自身が過去に負った大きな心の傷が影響しているのです。
羽菜の状況が牧野の過去と重なっていきます。
樫井真琴の診察で発生した診療ミス
数カ月前、牧野先生（松下洸平）が診察した患者の樫井真琴（演：三浦綺羅）は、
インフルエンザ陽性と診断され、薬を処方されました。
しかし、熱が下がらず再受診することに。
牧野が不在だったため、高崎医局長（田辺誠一）が診察を引き継ぎ、別の細菌感染を確認します。
この誤診により、シングルファーザーの貴之（塚本高史）は牧野に不信感を抱き、
牧野の対応が問題視されるきっかけとなりました。
牧野の再診と心臓病の発覚
牧野は真琴の症状の悪化を懸念し、再度真琴の自宅に連絡します。
しかし、病院での再診もキャンセルされたため、自宅へ出向いて真琴を連れ出し追加検査を実施。
その結果、真琴が「溶連菌感染症後のリウマチ熱」による僧帽弁逆流症を患っていることが判明しました。
貴之は牧野の診断に強い不信を抱きつつも、牧野の医師としての姿勢に触れ、徐々に複雑な心境を抱きます。
羽菜との交流で牧野が見せた一面
真琴との一件を経て冷静な医療判断を大切にするようになった牧野ですが、
今度は生徒である羽菜（小西希帆）が自分を傷つけていることを知り、
彼女の家庭環境と内面的な葛藤を理解しようとします。
羽菜は、母親が突然家を出たことに心を痛め、「自分がいないほうがいい」と思い詰めていました。
保健室で、水本親子が向き合って話すことになります。
牧野は、何が今辛いのか、父親にハッキリ伝えるように言いました。
父も母も疲れてて、喧嘩もいつの間にかやめていたこと。
両親からはいない扱いをされても、自分は実際はいること…。
真吾は娘の本心を聞き、娘の傷を元のようにきれいにしたいと治療法を聞きました。
家に帰った真吾は、羽菜の母に連絡をしました。
羽菜は、母親がいなくても生活していくから、もう謝る必要はないと伝えます。
こうして、少しずつ水本親子は少しずつ前へと踏み出すのでした。
感想：親として胸が締めつけられる展開に
第5話では、診察する牧野先生の冷たい態度がトラブルを引き起こしたのかもしれないけれど、
貴之さんとのやりとりで見えてきた医療の現場って本当に難しいものだなと改めて感じました。
牧野先生も「医者だって完璧ではない」という当たり前のことに苦悩している姿が、やっぱり切ないですね。
病院の口コミや噂話って、やっぱり表面的なことだけで語れない深い事情があるんだなとしみじみ思います。
そして羽菜のエピソードも、家庭環境が子どもにどう影響するのかがリアルに描かれていて、思わず考えさせられました。
夫婦の喧嘩が、子供に影響してしまうことがあり、そんな時に子供の小さな声に気づくことって本当に大事ですよね。
ラストの羽菜とお父さんの向き合うシーンでは、少しでも前に進めるきっかけが見えた感じがしてほっとしました。
牧野先生が彼女のために奔走する姿に、本当に心を揺さぶられましたし、
彼自身も過去を乗り越えるために誰かを助けたいんだなという温かい思いが伝わってきました。
最後の場面のやりとりに、親子の未来への希望が感じられたのがなんとも心温まりましたね。
牧野先生、やり方が強引で誘拐とかそっちの方が病院としては問題行動だと思うけど、彼のおかげで本当の病気の原因を突き止められたしそれは初期段階での誤診というわけでもない
病気に対しては正しい観察眼があっても
彼に足りなかったのは患者や家族に寄り添うということだったんだな#放課後カルテ— Lemonade*8 (@lemonade8_MY) November 9, 2024
自分の弱さを認めることで、逆に誰かの居場所になれることがあるんだなあ。私たちがつけた傷だと泣いたお父さんも、医師だけじゃ救えないと言い切った牧野先生も、とても強くみえた。今日は「どんな小さな」2番が流れて、その想いに感動です。#放課後カルテ
— はしぐち＠wacci (@hashiguchiyohei) November 9, 2024
牧野先生の柔らかい表情が、羽菜ちゃんに寄り添おうとしてるように感じて…本当に泣きそうになった…。1週間に1度の楽しみがこのドラマ。牧野先生好きだーーーーーーーーーッッ！！！😭😭#放課後カルテ
— 手巻き納豆 (@jewelry_yu_i) November 9, 2024
まとめ
「放課後カルテ」第5話では、牧野先生が過去に直面した医療ミスと、そのことで生まれた患者や家族との葛藤が描かれ、医師としてのあり方を問われるシリアスな展開が繰り広げられました。
また、羽菜の抱える心の傷に寄り添い、彼女の家庭環境にも目を向ける牧野の姿から、彼自身の心の成長が見える重要なエピソードでもありました。
医療現場の厳しさや親子関係の微妙な心の機微が浮き彫りにされ、登場人物たちが一歩ずつ前に進む様子に胸が熱くなります。
牧野先生が冷たい対応の陰に秘めた想いと、不器用ながらも生徒や患者に寄り添おうとする姿が、今後の展開でどのように成長していくのか、さらに期待が高まります。
