ドラマ『問題物件』もいよいよ終盤に差し掛かり、ミステリー要素が加速する第9話。
今回は「天使の棲む部屋」と呼ばれる怪しげな洋館が舞台となり、そこに絡む不可解な事件が描かれました。
果たして、この館にまつわる“呪い”とは何なのか?
そして、宿泊客たちは本当に偶然集められたのか? 物語の核心に迫る回となりました。
Contents
問題物件あらすじ(ネタバレあり)
若宮恵美子(内田理央)はいつものように、大島雅弘(宮世琉弥)の邸宅に出勤。
そこへ、有村(浜野謙太)から犬頭光太郎(上川隆也)と連絡が取れないとの報告が入る。
しかし、犬頭が突然現れて突然消えるのはいつものこと。
恵美子はあまり気にしません。
それよりも、雅弘の傍にいつもいる犬太がいないことに不審を抱きます。
そこへ片山(本多力)から依頼が入り、長野県にある「天使の棲む部屋」の調査を任されることに。
この館には「100人が自殺した」という不気味な噂が付きまとい、恵美子は1人で現地へ向かうことになります。
館に到着すると、オーナーの襟岡(忍成修吾)が迎え入れ、館の内部を案内。
しかし、その最中に突如として犬頭が現れます。
一方、雅弘のもとにも有村が訪ねてきて、「天使の棲む部屋」に関するさらなる驚きの事実を伝えます。
なんと、この館では、無罪判決を勝ち取った2人の人間が連続して拳銃自殺を遂げていたのです。
さらに、館には3人の宿泊客──堀幹彦(佐戸井けん太)、織山仁(加藤諒)、馬場亜紀(菅野莉央)が到着。
この3人は不動産詐欺の被害者であり、訴訟相手である富沢辰也(小久保寿人)の到着を待っていました。
そして、彼らは富沢に「天使の棲む部屋」に泊まらせ、翌朝無事だったら訴訟を取り下げると決めていたのです。
しかし翌朝、部屋の扉が開けられると、そこには拳銃で自殺を遂げた富沢の姿が──。
犬頭はエレベーターの履歴を調査し、他殺の可能性を指摘。
さらに、宿泊者5人のアリバイを検証していく中で、ビンテージワインの窃盗犯が織山であることが発覚するものの、殺人犯は未だ不明。
そんな中、独自に調査を進めていた有村は、雅弘と共に現場へと向かいます。
キャラクター心理を考察|それぞれの思惑と恐怖
恵美子は、最初こそ“100人自殺の館”という話を迷信として受け流していましたが、富沢の死を目の当たりにしたことで状況が一変します。
この事件は単なる呪いなのか、それとも仕組まれたものなのか──彼女の心理は不安と疑念で揺れ動きます。
また、宿泊者たちの心理も興味深いです。
彼らは、富沢に対する怒りや復讐心を抱いていたものの、まさか本当に彼が死ぬとは思っていなかったはず。
特に織山は、ワイン泥棒という小さな罪を犯したことで余計に疑われる立場に追いやられていきます。
そして、犬頭──
彼は相変わらず自由奔放ながら、鋭い洞察力を発揮。
館に隠された秘密に迫る中で、突如「恋愛レボリューション21」のダンスを完璧に踊るシーンには度肝を抜かれました!!
伏線解説|天使の棲む部屋の“呪い”とは?
今話で浮かび上がった最大の謎は、「天使の棲む部屋」とは一体何なのか、という点です。
連続する“無罪判決者”の自殺
無罪を勝ち取った人間が、なぜかこの部屋で次々に命を絶っている。
この事実だけを見ると、あたかも「罪を逃れた者に下る天罰」のように思えます。
しかし、犬頭が指摘したエレベーターの履歴が示すように、単なる呪いではなく、明確な他殺の可能性が浮上。
「天使」とは誰を指すのか?
「天使」とは、罪人の命を裁く存在を示唆しているのではないか。
もしそうならば、館のオーナー・襟岡が関与している可能性も考えられます。
ビンテージワインの伏線
織山の窃盗事件が明らかになったものの、これが単なる小ネタではなく、事件の核心と関係している可能性も。
ワインの出所や、誰が飲んでいたかが重要になってくるかもしれません。
原作版「天使の棲む部屋」
原作者の大倉崇裕さんによると、原作版「天使の棲む部屋」の舞台はアメリカ・アリゾナ。
つまり、原作では日本の洋館ではなく、異国の地で展開する物語だったことがわかります。
「天使の棲む部屋」原作は、アメリカのアリゾナが舞台です。「一巻のラストシーンは、最凶最悪の問題物件を押し付けられる恵美子にしよう。解決部分は書かなくていいからラクチン」と思っていたら、続編が決まって大慌て。屋敷を構築するためこの2冊を手元に置いていました。#問題物件 https://t.co/TtgoIGS7Wx pic.twitter.com/h2cjreU8Iq
— 大倉崇裕 (@muho1) March 12, 2025
この発言から、原作では“解決しない”ことが重要な要素だったことが伺えます。
つまり、ドラマ版の「天使の棲む部屋」も、何かしら未解決の部分を残して終わる可能性が高いのではないでしょうか?
また、大倉氏が「屋敷を構築するために2冊の本を参考にした」と語っている点も興味深いです。
この館の構造には何かしらの秘密が隠されているのかもしれません。
ドラマ版では、この設定をどのように再解釈するのかが鍵となりそうです。
「呪い」か「人の手による事件」か──次回の展開がますます楽しみです!
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次回予想|真犯人と犬頭の謎に迫る!
第10話では、
- 「天使の棲む部屋」の真相が明かされるのか?
- 宿泊者の中に真犯人がいるのか、それとも外部の者の犯行か?
- 犬頭と犬太の関係がついに判明!?
特に、犬頭がラブレボリューションを踊り、「こんなデカい家を持っている一族は…」とダジャレを交えて襟岡の家について話し始めたシーンが気になります。
この発言が次回の伏線になっている可能性は高いです。
次回、犬頭がどんな奇想天外な方法で真相に迫るのか、注目です!
登場人物紹介
犬頭光太郎(上川隆也)
謎めいた存在で、天才的な推理力を持つ。自由奔放な行動をとるが、鋭い洞察力で事件を追う。
若宮恵美子(内田理央)
販売特別室のメンバーで、冷静沈着な性格。今回「天使の棲む部屋」の調査を担当する。
大島雅弘(宮世琉弥)
カリスマ性のある若き経営者。恵美子のことを気にかけており、今回の調査に不安を感じている。
有村(浜野謙太)
情報収集に長けた人物。今回は雅弘と共に「天使の棲む部屋」の事件を追う。
片山(本多力)
コミカルな雰囲気を持つが、実は有能なサポート役。今回、恵美子と雅弘に調査の依頼をする。
襟岡(忍成修吾)
「天使の棲む部屋」のオーナー。館にまつわる不気味な噂とどう関係しているのか、不明な点が多い。
堀幹彦(佐戸井けん太)
宿泊客の一人。不動産詐欺の被害者で、富沢を待っていた。
織山仁(加藤諒)
宿泊客の一人。ビンテージワインの窃盗が発覚するが、事件との関係は不明。
馬場亜紀(菅野莉央)
宿泊客の一人。富沢に対して特に強い怒りを抱いている。
富沢辰也(小久保寿人)
不動産詐欺の加害者とされる人物。宿泊した翌朝、謎の死を遂げる。
大島社長(船越英一郎)
雅弘の父で、裏で様々な暗躍をしている人物。犬頭を監禁するが、犬頭は反撃して逃亡。
犬太
雅弘のそばにいる犬。犬頭との関係が疑われている。
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