新ドラマ「無能の鷹」が遂に始まりました!
第1話から目が離せない展開の連続で、あっという間の1時間でしたね。
今回は、第1話のあらすじやネタバレ、感想をお届けします。
これから見る予定の方は注意してくださいね!
第1話ネタバレ
「無能の鷹」第1話は、主人公・鶸田 道人(塩野 瑛久)の就職活動シーンから始まります。
50社近く受けてもことごとく失敗し、自信を失いかけていた鶸田。
そんな中、ITコンサルティング会社『TALON』の面接会場で、彼は運命の人物と出会います。
それが、鷹野 ツメ子(菜々緒)です。
鷹野は、その場にいる全員の注目を集めるほどの圧倒的な”デキるオーラ”を放っていました。
彼女の存在感は、自信を失っていた鶸田の心に強く刻まれます。
鷹野の正体
時は流れ、翌年。
鶸田と鷹野は無事に『TALON』に入社し、営業部に配属されます。
しかし、入社から3ヶ月が経過した頃、驚くべき事実が明らかになります。
あれほどのオーラを放っていた鷹野が、実は驚くほどの”無能”だったのです。
鷹野は資料のホチキス留めしかできず、コピー機の使い方さえ満足に習得できていません。
指導係の鳩山 樹(井浦 新)が優しく指導を重ねるも、鷹野の無能ぶりは際立つばかり。
彼女は次第に社内ニート化しつつあります。
疑う鵜飼
この状況に、先輩社員の鵜飼 朱音(さとう ほなみ)は疑問を抱きます。
鷹野の無能ぶりは演技なのではないか、あるいは何か秘められた能力があるのではないか、と。
鶴田も苦戦
一方、鶸田も苦戦を強いられています。
指導係の雉谷 耕太(工藤 阿須加)と共に営業に出るものの、なかなか契約を取ることができません。
雉谷からも「営業は向いていない」と言われ、自信を失っていく鶸田。
鷹野が異動か解雇に?!
そんな折、鶸田は偶然にも衝撃的な会話を耳にしてしまいます。
営業部長の朱雀 又一郎(高橋 克実)と開発部長の鴨石 郁(安藤 玉恵)が、鷹野の異動について密談していたのです。
朱雀部長は最悪の場合、鷹野を解雇することも視野に入れているようでした。
鶴田と鷹野のタッグ
この状況を打開すべく、鶸田は思い切った行動に出ます。
会社に馴染めていない者同士、悲観的な自分と、
前向きでデキるオーラを放つ鷹野をパートナーに指名し、以前商談に失敗した会社を再訪問することにしたのです。
しかし、到着するなり鶸田は緊張のあまりお腹を壊してしまいます。
仕方なく、鷹野を先に行かせることに。
ところが、これが思わぬ好機となります。
鷹野が商談の場を和ませていたおかげで、
鶸田が到着した時には絶好のタイミングとなっており、見事に契約成立にこぎつけたのでした。
感想
「無能の鷹」第1話を見終えて、思わず「えっ、もう終わり?」と画面に釘付けになってしまいました。
1時間があっという間に過ぎ去り、次回が待ち遠しくなる素晴らしい出来栄えでした。
菜々緒さんの鷹野としての「デキる女」から「天然ボケ」への変貌ぶりは見事の一言でした!!
特に、菜々緒さんのコメディエンヌとしての才能に驚かされました。
菜々緒さんと塩野瑛久さんが同期役として共演するなんて!
この意外な組み合わせに最初は戸惑いましたが、見始めるとその化学反応に引き込まれてしまいました。
ストーリー展開も絶妙でしたね。
序盤で描かれる就活生の苦悩は、思わず共感してしまいました。
そして、鷹野の意外な一面が明らかになるシーンでは、笑いと「えっ?」という驚きが同時に襲ってきて、画面から目が離せませんでした。
また、オフィスでの人間関係や、新入社員の焦りと不安など、リアルな職場の空気感が上手く描かれていて、「あるある」と頷くシーンが多々ありました。
特に印象的だったのは、鶸田と鷹野が初めて一緒に営業に行くシーン。
二人の息の合わなさが逆に功を奏すという展開は、予想外でありながらも納得感がありました。
このドラマの面白いポイントの一つは、登場人物の名前にあります。
主要キャラクターの苗字に鳥の名前が使われているんです。
鷹野、鶸田、鳩山、雉谷の4名は、その鳥のイメージがそれぞれの性格をうまく表現していて、なんだか楽しくなりました。
特に鶸田の”鶸”が「弱い鳥」と書くという説明は、彼のおどおどした様子にぴったりで思わずクスッとしてしまいました。
脚本を手がける根本ノンジさんの作品をたくさん見てきたわけではありませんが、この第1話を見て、脚本の特徴がよくわかった気がします。
面白いエピソードで笑わせてくれた後、ふと心に響くシーンを持ってきて、最後は「よし、明日も頑張ろう!」と思わせてくれる。
このパターンがとても心地よく感じられました。
ただ、最後の展開には少し物足りなさを感じました。
せっかく契約を取れたのに、鶸田が同僚との飲み会を断ってしまうのは少し残念。
契約成立の乾杯で同僚たちとの距離を縮めたいと思っていたはずなのに、なぜ心変わりしてしまったんでしょうか?
この理由が気になって仕方ありません。
次回は素直に「飲みニケーション」に参加できることを願うばかりです。
全体として、笑いあり、共感あり、そして少しの切なさもある、バランスの取れた1話だったと思います。
キャラクターの成長や人間関係の変化、そして鷹野の真の姿など、これからの展開が本当に楽しみです!次回も目が離せません!
気になる点や伏線
- 鷹野の真の姿:彼女の無能ぶりは本当?隠された理由がある?
- 鶸田の成長:自信のない彼が、どうに成長していく?
- 鵜飼の洞察力:彼女の鋭い観察眼が物語に影響を与える?
- 朱雀部長の決断:鷹野は異動?最悪は解雇?
- 鶸田と鷹野のパートナーシップ:この意外な組み合わせが今後どのような化学反応を起しそう!
まとめ
「無能の鷹」第1話は、予想を裏切る展開と絶妙なキャラクター設定で、視聴者を惹きつける素晴らしいスタートを切りました。
就活生の苦悩、新入社員の不安、オフィスの人間関係など、現代社会を反映したリアルな描写と、コメディタッチの演出がうまくマッチしています。
鶸田と鷹野という正反対のキャラクターの化学反応が、今後どのように物語を動かしていくのか、非常に楽しみです。
登場人物
- 鶸田 道人(塩野 瑛久):主人公。自信がなく悲観的だが、意外な才能を秘めている。
- 鷹野 ツメ子(菜々緒):圧倒的な”デキるオーラ”を放つが、実は驚くほどの”無能”。
- 鳩山 樹(井浦 新):鷹野の指導係。優しく指導する。
- 鵜飼 朱音(さとう ほなみ):先輩社員。鷹野の本質を見抜こうとする。
- 雉谷 耕太(工藤 阿須加):鶸田の指導係。厳しい評価を下す。
- 朱雀 又一郎(高橋 克実):営業部長。鷹野の処遇に頭を悩ませる。
- 鴨石 郁(安藤 玉恵):開発部長。朱雀部長と鷹野について相談する。