10月31日に放送された朝ドラ『おむすび』第24話では、糸島フェスティバルの打ち上げで、米田家が賑わう中での人間模様が描かれました。
特に、聖人(北村有起哉)が結(橋本環奈)に対して、宴会で騒ぐギャルたちについて尋ねるシーンが大きな見どころです。
彼の問いかけに、結はどう答えるのか、そして愛子(麻生久美子)の助け舟がどのように関わるのか。
緊張感あふれるシーンが次々と展開されました。今回も目が離せない内容です。
『おむすび』第24話(10月31日放送)ネタバレ
糸島フェスティバルの打ち上げが米田家で盛大に行われる中、歩(仲里依紗)は一人、家を出ようとします。
彼女は人目を避けるかのようにそっと玄関へ向かいますが、帰宅した聖人(北村有起哉)と鉢合わせになってしまいます。
突然の遭遇に驚き、歩は言葉を交わすことなく自分の部屋に戻り、閉じこもってしまいます。
聖人は、ギャルと結が一緒にいることに対して、歩と同じじゃないかと腹を立てます。
愛子の助け舟
震災から半年が断った頃、聖人が糸島にやってきます。
聖人は、神戸に帰って仮設で理髪店を再開したいと言います。
永吉は、やっと歩が落ち着いてきたのに、神戸に戻ったらまた戻ってしまうと止めます。
小学一年生になった結は、男の子たちにからかわれていた時、助けてくれたのは陽太でした。
陽太は、博多弁も泳ぎ方も全部俺が教えてやる!
と約束しました。
聖人も糸島に住み始め、農業を手伝い始めます。
愛子は、歩が糸島高校に進学したいと言っていることを話し、糸島で生きていく覚悟を決めたんじゃないかと言います。
平成8年4月。
糸島高校の入学式当日。
歩は、金髪で食卓にやってきます。
部屋に閉じこもっていた歩が出てきただけでも進歩だと愛子は言います。
しかし、金髪が仇となり退学に。
愛子は、金髪でも構わないから、高校だけは卒業してと約束させます。
その頃から歩は、警察に補導されたり、次々と問題が起こり・・・。
感想
第24話の感想では、米田家の打ち上げで歩(仲里依紗)が家を出ようとする場面が、彼女の内面や家族との距離を浮き彫りにして印象的でした。
家族の集いからそっと逃げるように玄関へ向かう歩は、孤立感や心の葛藤を感じさせます。
一方で、震災の影響で理髪店を再開するため神戸へ戻ることを考える聖人に対し、歩の新しい生活が糸島で落ち着き始めたことを思いやる永吉の反応が対照的で、彼が歩を温かく見守っていることが伝わります。
永吉が歩のためを思って糸島での生活を続けるよう聖人に促す姿勢に、家族としての絆や葛藤が感じられました。
さらに、幼い結(橋本環奈)と陽太の関係も微笑ましいシーンで、彼が「博多弁も泳ぎ方も全部俺が教えてやる!」と約束する姿に子供らしい純粋さと友情の芽生えが描かれていました。
平成8年4月、歩が糸島高校の入学式に金髪で現れる場面では、金髪という外見から学校を退学に追い込まれる展開には、歩にはなにか考えがありそうです。
愛子が「金髪でも構わないから高校だけは卒業してほしい」と歩に訴えるシーンも印象深く、部屋に閉じこもっていた歩が、なにか自己紹介を始めたことに、母親として見守ってあげたいという温かな愛情が伝わりましたね。
まとめ
第24話では、米田家での打ち上げや家族との会話から、歩の葛藤や聖人との関係が浮き彫りになりました。
幼い頃からの友人である陽太と結の絆も、今後の物語の温かいエッセンスとして感じられました。
また、金髪で糸島高校の入学式に臨んだ歩が退学に追い込まれるというエピソードには、青春時代の自己表現とそれが引き起こす摩擦が描かれており、母親・愛子の「高校だけは卒業してほしい」という切実な思いが印象的です。
歩はその後も家族や周囲と衝突を繰り返しながらも、自分の居場所や生き方を見つけようと模索している様子が伝わってきます。
第24話は、登場人物たちが抱える複雑な感情と、糸島での新しい生活を通して紡がれる家族の絆が丁寧に描かれた回で、今後の展開への期待が高まる内容でした。
登場人物紹介
- 結(橋本環奈): 主人公。ギャルたちとの関係に疑問を抱かれ、聖人から問い詰められる。
- 聖人(北村有起哉): 結を問い詰め、ギャルたちとの関係に疑念を抱くが、愛子に救われる。
- 愛子(麻生久美子): 緊張した場を和らげる役割を果たす。
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