歌舞伎町を舞台に展開される医療ドラマ「新宿野戦病院」。
第8話では、医師国家試験の勉強に奮闘するヨウコ・ニシ・フリーマン(小池栄子)や、SNSとストーカー問題、そして不倫の問題など、医療の現場と社会問題が交差する展開が描かれました。
新宿野戦病院【第8話ネタバレ】
聖まごころ病院では、ヨウコ・ニシ・フリーマン(小池 栄子)が医師国家試験の勉強に励んでいました。
そんな中、白木 愛(高畑 淳子)は、旦那さんのスマホが位置情報でバーにあることが分かりました。
白木は怒り心頭でその場所に向かいましたが、旦那さんもスマホも見つかりません。
ある日、コンカフェで働く少女・かえで(田中美久)がストーカー被害に悩んでいると南 舞(橋本 愛)が代表を務めるNPO法人『Not Alone』へ相談にやってきました。
岡本 勇太(濱田 岳)は犯人捜しと警備を兼ねて、かえでの働くコンカフェに高峰 享(仲野 太賀)やまごころの医師たちと向かいます。
同じビルの2階にコンカフェがあり、
店内でストーカーをしていると思われる男性・後藤 和真(北野 秀気)を見つけて警告をしました。
コンカフェには白木の旦那さんの白木 誠(おかやま はじめ)も通っていて若い女の子に囲まれて鼻の下を伸ばしていました。
白木は離婚を口にするなど、事態は複雑化します。
一方、かえでは
「9月14日にコンカフェを引退するので最後に盛り上がりましょう」
と配信動画で告知をしました。
引退すると告知した当日、雑居ビル火災が発生。聖まごころ病院ではトリアージを実施することになります。
犯人と思われている後藤はまごころに運ばれて来るのですが、重症患者なので勝どき医療センターに搬送されました。
かえではとある病院のICUに搬送されていて、舞に筆談で
「後藤さんは犯人ではない」
と伝えます。
本当の犯人もまごころに搬送されていました。
ヨウコや院長の高峰 啓介(柄本 明)は
「犯人であろうと人の命は平等だから絶対に救う」
と岡本や刑事に激しい怒声を上げるのでした。
第8話の感想レビュー
いつものようにゆるい聖まごころ病院の医師たちでしたが、トリアージを行うことになり戦場の様な緊迫した状況になります。
医者はどんな命も平等に救うということを享も体感したことでしょう。
マユ(伊東 蒼)も感動していた
「自分は医者だから、どんな人間であろうとも絶対に殺さない」
というヨウコの言葉には胸を打たれました。
また、堀井 しのぶ(塚地 武雅)と母(藤田 弓子)の親子関係には引き続きほっこりさせられました。
自分のことよりも優先するとは、母からすると子供は幾つになっても可愛いものなのですね。
ストーカー事件や雑居ビル火災という重大な事件を通じて、命の平等性と医療倫理という深いテーマが描かれ、
犯罪者の命も平等に扱うべきだという医師たちの姿勢は、医療ドラマならではの重要なメッセージを含んでいます。
また、ヨウコの医師国家試験への挑戦や白木夫婦の危機など、個人の人生模様も丁寧に描かれており、ドラマに深みを与えています。
クドカン(宮藤官九郎)らしい社会派的な要素と人間ドラマが見事に融合した、見応えのある1話でした。
まとめ
「新宿野戦病院」第8話は、医療の現場と社会問題が交差する舞台裏が描かれました。
SNSとストーカー、不倫といった現代社会が抱える問題がリアルでした。
ヨウコの医師としての葛藤や、白木愛の内面の変化など、登場人物の心の機微にも深く迫る展開は必見です。
これからも、歌舞伎町という特殊な環境下で奮闘する医療スタッフたちの姿を通して、私たちに何を問いかけてくるのか、次回も楽しみです。
「新宿野戦病院」主な登場人物
- ヨウコ・ニシ・フリーマン(小池栄子):主人公の女医
- 高峰啓介(柄本明):聖まごころ病院の院長
- 白木愛(高畑淳子):病院スタッフ
- 白木誠(おかやまはじめ):白木愛の夫
- 高峰享(仲野太賀):啓介の息子
- 南舞(橋本愛):NPO法人『Not Alone』代表
- 岡本勇太(濱田岳):救急隊員
- かえで(田中美久):コンカフェ店員
- 後藤和真(北野秀気):ストーカー容疑者