ドラマ「わたしの宝物」第7話(11月28日放送)では、いよいよ登場人物たちの過去や葛藤が明らかになり、物語が新たな展開を迎えます。
家族や愛の形、そして許されざる恋がテーマとなる中、美羽と宏樹、そして冬月の間に複雑に絡み合う感情が描かれました。
また、アフリカでの事件に隠された真相も明かされます。
それでは、詳しいあらすじと感想をお届けします!
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第7話ネタバレ
美羽がたどり着いた先は?
家を追い出されてしまった美羽(松本若菜)は、頼れる場所がなくなり、ひとりでさまよい歩きます。
真琴から連絡があり、店に向かった美羽。
3日間、家に帰っていないというと、真琴は心配します。
そんな中、入院中の母・夏野かずみ(多岐川裕美)から一時外出の連絡を受け、美羽は母と再会。
中学生の頃に通っていた公園で、母の優しい言葉に触れ、自分を見つめ直す時間を持ちます。
栞は宏樹の子ではないことを母に打ち明けました。
栞に訪れる危機
一方、宏樹(田中圭)は栞をベビーシッターに預け、冬月(深澤辰哉)と仕事の打ち合わせを行います。
しかし、打ち合わせ中に栞が熱を出したとの連絡を受け、急いで帰宅しようとします。
タクシーを拾えない宏樹に、冬月が厚意で同乗を提案します。
宏樹は、実はフリマをこっそり見に行った時、
自分の前では見せない笑顔を見てショックで、もっと妻に優しくしていたら・・・と後悔していると打ち明けます。
冬月の複雑な思いが交錯する中、少しずつ心の距離が近づいていくような兆しが描かれます。
莉紗が告げる衝撃の事実
水木莉紗(さとうほなみ)は、亡くなった下原健太(持田将史)の弟・隼人(西垣匠)から励まされ、冬月に退職の意向を伝えます。
しかし、退職の話だけでは終わりません。
莉紗は冬月に、「アフリカでの出来事」について初めて打ち明ける決意をします。
アフリカの事故で、「大切な人がいる」と聞いて、自分のもとに引き止めたい思いから冬月が亡くなったということにしてしまった。
けれど、あの時、大切な人に生きていると伝えることができたなら、状況は変わっていたかも知れないと謝りました。
冬月は、愛してはいけない人を愛してしまった自分が悪いと打ち明けます。
しっかりと前に進むために、愛した人を忘れるべきではないという莉紗。
栞と宏樹の新たな試練
宏樹が栞を迎えに行くと、熱の原因は単なる風邪であると判明。
しかし、栞の無邪気な笑顔を見た宏樹は、自分が父親であることの意味を再び考え直します。
一方で、美羽へのわだかまりはまだ消えないままです。
そんな中、真琴がやってきます。
栞が産まれた瞬間救われたし、一生守りたいと思った。
一度離れたら、もう一生会えないんじゃないかと思ったと打ち明けます。
真琴は、それを美羽に伝えるべきで、余命僅かな母の病院にいると伝えます。
栞を連れて病院を訪れた宏樹は、久しぶりに再会した美羽の母に対し、栞の存在が家族にとって大切だと再認識。
久しぶりに帰宅した美羽に、宏樹は「休める時に休んだほうがいい」と気遣います。
その優しさに、美羽は涙が止まりません。
一方で、数日後に母が息を引き取り、美羽にとって大きな節目となります。
冬月の手紙
真琴は、美羽の元を訪れます。
これからどうするのか尋ねる真琴に、宏樹の気持ちに従うと答えました。
真琴は、なぜ冬月と一緒に育てようとしなかったのか?
一体二人に、どんな事情があったのかちゃんと知りたいと言います。
そして、冬月から預かった手紙を渡します。
手紙には、
あの時、愛してはいけなかったこと、だけど中学時代に図書館で会ったこと、夢のヒントを与えてくれたことは忘れたくない。
これから先も、素敵な未来がたくさんある。ずっと応援している。
と書いてありました。
母の死をきっかけに美羽は宏樹に家を出る決意を伝えますが、宏樹もまた家を出る意志を表明。
宏樹は、美羽が栞を抱っこしている姿が好きだったけれど、結局美羽を辛くさせようとしていて、栞が産まれる前と変わっていないことに気づいた。
だからもう、離婚しようと言います。
互いにとっての最善を模索する結末となりました。
第7話の感想レビュー
「わたしの宝物」第7話は、涙なしには見られない展開の連続でした。
美羽が頼る場所を失った中で母親の優しさに救われるシーンは、母と娘の絆の大切さを改めて感じさせます。
また、母に栞の秘密を打ち明ける美羽の姿は、自分自身を見つめ直す強さを感じさせました。
一方、宏樹と栞のエピソードも見どころの一つです。
栞の笑顔を見て父親としての自分の役割を考え直す姿は、宏樹の成長を垣間見せてくれました。
また、冬月との会話を通じて宏樹が抱えていた後悔が少しずつ解けていく過程もリアルに描かれていて感情移入しました。
特に印象的だったのは莉紗の告白シーン。
アフリカでの事件についての莉紗の言葉は、「許されざる愛」と向き合う機会を与えたように思います。
美羽と宏樹が離婚を決断する場面では、つい「本当にこれでいいの?」と思わずにいられませんでしたが、二人の葛藤が丁寧に描かれているので納得感があります。
愛するがゆえに離れる選択は切ないですが、それぞれが前を向いて歩む姿を応援したくなる内容でした。
気になる点や伏線
第7話では、いくつかの重要な伏線が張られています。
まず、冬月が美羽と栞に対して抱く複雑な感情。
彼の手紙の内容からは、まだ何か隠された秘密がありそうな予感がします。
これで終わりってことはなさそうですえn。
また、莉紗の告白が冬月にどう影響を与えるのかも気になります。
さらに、美羽と宏樹が今後どのように「親として」の役割を果たしていくのか、大きな関心事となりそうです。
まとめ
第7話は、主要登場人物たちがそれぞれの「過去」と向き合いながら、新たな一歩を踏み出す転機となる回でした。
美羽と宏樹、冬月と莉紗、それぞれの間にある深い絆や葛藤が描かれ、次回以降、彼らがどのように前に進んでいくのか注目です!
登場人物
美羽(松本若菜):家族の崩壊と向き合いながらも、母としての強さを見せる。
宏樹(田中圭):父親としての役割に葛藤しつつも成長を模索する夫。
冬月稜(深澤辰哉):美羽との過去を抱えながら、未来を模索する。
水木莉紗(さとうほなみ):冬月に告白し、自分の過去を清算する勇気を見せる。
夏野かずみ(多岐川裕美):美羽に寄り添い、優しさを伝える母親。
