「虎に翼」第114回(9月5日木曜日放送)では、家族間の葛藤と原爆裁判が大きなテーマとして描かれました。
優未が家を飛び出すシーンから始まり、原爆裁判の吉田ミキの壮絶な過去が明らかになります。
感動と衝撃が交錯するこのエピソードでは、心に深く残るシーンが多数登場し、必見エピソードです!
今回は、「虎に翼」114話のネタバレ、感想をお届けします。
Contents
虎に翼9月5日木曜日あらすじ(第114回)
昭和37年1月、原告のひとり、吉田ミキ(入山法子)が法廷に立つことを承諾し、広島から上京してくる。
一方、星家ではのどか(尾碕真花)の態度に不満が爆発し、優未(毎田暖乃)が家を飛び出してしまう。
登戸の猪爪家に連絡したら大ごとになると考えた寅子(伊藤沙莉)はどうしたものかと頭を悩ませる。
引用:https://bangumi.org/tv_events/AjLgBlVJEAE
虎に翼9月5日木曜日ネタバレ(第114回)
優未がのどかに対して「バカ!」と言い放ち、怒りのあまり蹴り飛ばして家を出るシーンから始まります。
優未、のどかに怒り家を飛び出す
百合のお世話をしていた吉本(山野海)は、すぐに寅子に電話をして事態を謝罪。
寅子は優未が猪爪家に向かったのではないかと連絡しようとしますが、もし違ったならば、花江たちが大騒ぎすることは目に見えていると頭を抱えます。
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\いなくなってしまった優未の居場所を考える寅子。
行くとしたら、やっぱり登戸の猪爪家…?
すると…
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そんな中、轟から電話が入り、優未が山田轟事務所にいることが判明します。
ほっとする寅子。
轟たちは、優未を温かく受け入れます。
優未は、おばあちゃんの介護に疲れ果て、のどかへの不満を爆発させてしまったことを打ち明けます。
轟の彼氏の遠藤(和田正人)は、怒りを行動に移すことの重大さと責任について、冷静に諭します。
「怒りに任せて口に出したり、手を出したりするのは、自分を変えてしまう行為で、その責任を負えない人にはなってほしくない。」
遠藤の声は穏やかで、優未の心に直接届くような深みがありました。
迎えにきた寅子は、遠藤の話しに感動して拍手をします。
家族の再会と和解
寅子と優未は、星家に帰ると、出迎えたのはのどかでした。
のどかは仕事がうまくいかずに、百合に笑顔で接することができないと思って背いてしまったと頭を下げて優未に謝りました。
優未も「バカ」と言ってしまったことを謝罪します。
2人は本当の姉妹のように喧嘩してもすぐに和解し、家族は再び一つになります。
台所から航一が、のどかと一緒にカレーを準備したと笑顔で声をかけます。
寅子は「カレー!カレー!」と小躍りして、家族全員が笑顔で食卓を囲み、幸せな時間が流れました。
吉田ミキの決断と原爆裁判
昭和37年1月。
原爆裁判の証人として法廷に立つ決意を固めた吉田ミキは、東京に到着しました。
山田轟事務所にやってきた彼女の顔と首には、原爆の被害による大きな火傷の痕が残っており、見た目からもその壮絶な過去が感じ取れます。
ミキは広島の駅を降り立った時、自分の姿に対する人々の視線を痛感し、その思いをよねに打ち明けました。
美人コンテストで優勝し、誰もが振り返るほどの美人だった。
でも、今は違う。
駅に降り立った時も、みんなが振り返るけど、別の意味で振り返っている。
ミキの言葉には、苦しみが入り交じっていました。
だけど、この苦しみを伝える役目を他の誰かに押し付けるわけにはいかないと言い、よねは、静かに彼女を諭します。
「あなたが証言台に立つのはやめたほうがいい。」
声を上げた女性には、必ず石が投げられる世の中だと言います。
よねは彼女が矢面に立ち、これ以上苦しまないよう、その思いを手紙に託し、裁判では代読することにしました。
記者の竹中を呼び、吉田ミキは、長年にわたる苦しみと悔しさを涙ながらに伝えました。
衝撃の証言と裁判の行方
裁判当日。
吉田ミキは法廷に姿を見せず、轟が彼女の思いが込められた手紙を代読します。
彼女が被爆地で経験した壮絶な出来事が明らかになります。
昭和20年8月6日。
21歳になったころ、被爆地から2キロのところで原爆の被害を受け、頭、顔、胸、足が燃え、皮膚はボロボロになり、
その後娘を産んだものの、乳腺が被爆し乳がでなかったこと、
三度流産した後、夫が家を出ていったこと。
人として穏やかに生きたい。
この苦しみを訴える先は、国しかいかなったという吉田ミキの思いに、法廷内の空気は一変します。
原爆によって失われた苦しみと悲しみは、裁判関係者、記者たちに広がります。
今回の裁判の焦点となる、
「国際法に違反しているかどうか」
を判断するための重要な証拠となりました。
感想レビュー
今日は、本当に内容盛りだくさんです!!
笑うマトリョーシカの母役!
今回も、インパクトある演技をされています!
直道の名言!俺には分かるよ
また、今日の朝イチは、寅子の兄・猪爪直道役の上川 周作さんが出演され、
久しぶりに「俺には分かるよ」が聞けました!
114話は神回!
さて、第114話は、神回かと思えるような、内容がぎっしりと詰まったエピソードでした!
俳優陣の演技も素晴らしかったです!!
まずは、優未とのどかのやり取りが印象的でした。
普段はしっかり者の優未が感情を爆発させて、のどかに「バカ!」と叫んで家を飛び出すシーンには、胸が締めつけられる思いでした。
のどかに、こんなこと言っちゃった!と、一瞬後悔する優未の表情が印象的でしたね。
家族として一緒に生活していると、どうしても我慢できない瞬間や、感情がぶつかる瞬間が出てきます。
優未も、おばあちゃんのお世話に疲れ果てていて、それに対して積極的に協力しないのどかに苛立ちを感じたのでしょう。
遠藤さんの言葉
遠藤さんの言葉も、すごく心に響きました。
「口や手を出してしまうと、変わってしまう」
という彼の言葉は、はっと気付かされました。
家族や身近な人との関係では、感情的になってしまいがちですが、その瞬間こそ冷静さを保つことが大事だと改めて感じました。
優未も遠藤さんの言葉を聞いて、少し成長したように感じましたし、最後にのどかとのわだかまりが解けた瞬間は、ほっとしました。
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口や手を出すということは、変わってしまうということ。
その人との関係や状況や自分自身も…。「口や手を出して、何の責任も負わないような人には、どうかならないでほしい」
遠藤からの言葉が、優未の心に刺さります…#朝ドラ #虎に翼#毎田暖乃 #和田正人 pic.twitter.com/K74V8500bX
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轟も、優未が頼ってきてここにくれたことが嬉しそうでしたね。
寅子の娘・優未を我が子のように受け入れる轟の姿にも、温かさを感じました。
星家の絆
また、星家に帰った優未を、真っ先にのどかが玄関に迎えに行き、「ごめん」と頭を下げて謝るシーンも暖かかったです。
仕事やプライベートでのストレスが積もってしまうと、どうしても家の中では笑顔を作れなくなることがあります。そんな中で、自分の弱さを認め、家族に謝るのは勇気がいることですよね。
航一とのどかがカレーを作ったというエピソードは、優未を心配する二人の姿が目に浮かびます
もちろん航一が夕飯を作るなどこれまでなかったことでしょうし、父と一緒にカレーを作るのどかも嬉しかったのではないでしょうか。
吉田ミキの思い
一方で、吉田ミキの手紙が代読される法廷シーンは、非常に重く、考えさせられるものでした。
ミキさんの手紙には、広島の原爆によって人生が大きく狂ってしまった女性の苦しみが痛切に表れていました。
被爆者の苦しみは想像以上のもので、それがずっと続いている悲しみと怒り、そして未来への願いは、手紙を通して強く伝わってきました。
原爆で被害を受けた体の傷はもちろんですが、それ以上に、心に負った傷は計り知れないものだと思います。
特に、ミキさんが「美人コンテストで優勝したこともあった」という過去と、
今の自分を比べて、「違う意味で振り返られるようになった」と嘆くシーンは、非常に胸に刺さりました。
外見だけでなく、社会の目にさらされる痛みや孤独感は、言葉では表しきれないほど深いものだったのだと思います。
女性としての幸せを全て奪われた苦しみは計り知れません。
「助けを求める相手は国以外にいない」という言葉は、被爆者がどれだけ深刻な状況に追い込まれたのか、胸が痛くなりました。
やっぱりよねさんはこういう女性を救う弁護士として今後も大活躍しそうですね!
この裁判が、被爆者たちの声を代弁し、未来に向けての一歩となることを願わずにはいられません。
🐯 #トラつばプレイバック 🪽
裁判前日、上京してきた原告の吉田ミキ。
気丈に振る舞っていたものの、徐々に弱さを見せ…
よねは当事者尋問の取りやめを決めます。「心から納得して、自分で決めた選択でなければ…」#朝ドラ #虎に翼#土居志央梨 #入山法子 pic.twitter.com/FmFw7hBnAv
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次回展開予想
次回は、吉田ミキの証言が裁判にどのような影響を与えるのか注目です。
法廷での新たな証拠が提示され、裁判の行方が大きく変わる可能性があります。
寅子と家族がどのようにして困難を乗り越え、再び一つになるのか、次回の展開が待ち遠しいです。
虎に翼9月6日第115回【原爆裁判の判決】道男と梅子の新たな道
まとめ
「虎に翼」9月5日放送(第114話)は、家族の和解と原爆裁判の進展という二つの軸で進行し、深いエピソードでした。
特に、吉田ミキの壮絶な過去が明らかになるシーンは、裁判の行方に大きな影響を与え、今後の展開がますます気になるところです。
次回も見逃せない展開が続くこと間違いなしです!
ドラマ「虎に翼」の9月5日木曜日放送(第114回)のキャスト
- 寅子(伊藤沙莉)
優未の母。娘たちを心配しながらも、時には放任的な態度で見守る。優未が家を飛び出した際、冷静に対応し、最終的に娘を温かく迎え入れる重要な支えの存在。原爆裁判を担当する。 - 優未(毎田暖乃)
家族思いで責任感が強い女性。おばあちゃんの百合の介護をしているが、その負担に耐えられず感情的になることも。第114話では妹・のどかと衝突し家を飛び出すが、遠藤や寅子の助言で冷静さを取り戻し、最終的に和解する。 - のどか(尾碕真花)
優未に比べて感情を抑えるのが苦手で、仕事や介護に悩む。第114話では、姉・優未との口論で「バカ!」と言われるが、自己の弱さを認め謝罪し、姉妹として絆を深める。 - 航一(岡田将生)
のどかの父親。のどかと共にカレーを作り、優未の帰宅を温かく迎える。家族の和を大切にする。 - 百合(余貴美子)
優未とのどかの祖母で、認知症が進行している。家族にとって介護の負担が大きく、夜中に外出しようとするなど、さらに症状が悪化している様子が描かれる。 - 吉本(山野海)
百合の介護を担当している人物。優未が家を出た際、すぐに寅子に連絡して謝罪するなど、責任感が強く、家族を支える縁の下の力持ち。 - 遠藤 時雄(和田正人)
轟の恋人。優未を諭す役割を果たし、彼女が感情的になるのを冷静に止める。優未とのどかの和解を導く。家族や人間関係への深い洞察を持つ人物。 - 轟(戸塚純貴)
遠藤の恋人。優未が家出した際に彼女を一時的に保護する。優未の相談に耳を傾け、感情的になってしまった彼女の背景を理解する。 - 吉田 ミキ(入山法子)
原爆裁判の証人で、広島での被爆により心身ともに大きな傷を負った女性。証言を法廷で行う代わりに手紙で託し、自らの苦しみを押し付けず強い意志を持つ。 - 岩居(趙珉和)
吉田ミキの弁護士。雲野の意思を継ぐ。国に被爆者の苦しみを訴えるため、吉田ミキに対して裁判での証言を後押しし、共に戦う。 - よね(土居志央梨)
吉田ミキが裁判で証言することに反対する立場を取る。世間の冷たい反応を恐れ、ミキを守るため手紙に託して証言を代読させる策を講じる。
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