ドラマ「海のはじまり」第8話(8月19日放送)は、月岡夏の父との再会を中心に物語が展開されます。
南雲家での一週間を終えた夏が帰宅後に体験する感動的な出来事や、父との再会の瞬間が描かれます。
今回は、このエピソードの詳細なあらすじと感想、次回の展開予想について考察していきます。
「海のはじまり」第8話ネタバレ
月岡夏(目黒蓮)は、1週間の南雲家でのお試し暮らしを終え、楽しい時間を過ごしました。
南雲家での1週間のお試し暮らし
夏は、朱音(大竹しのぶ)、翔平(利重剛)、そして海(泉谷星奈)に見送られます。
家を出た後、少し歩いてから振り返ると、道まで出てきて手を振る海の姿が見えます。
夏と海は笑顔で手を振り合い、温かな別れのシーンが描かれます。
写真店での出来事
帰り道、夏は新田良彦(山崎樹範)の写真店に立ち寄り、写真を受け取ります。
さらに新しいフィルムを2つ現像に出すと、新田はそのペースの速さに驚きます。
夏は旅行帰りだと曖昧に返事し、新田に詳細を語りません。
思い出の写真
帰宅後、ベッドに横たわりながら写真を見る夏。
楽しそうに笑う海の写真に自然と頬が緩みますが、次第にその笑顔が恋しくなります。
夏の心には海への愛情と、共に過ごした時間の思い出が深く刻まれています。
電話の相手
翌日、仕事の休憩中に夏はある人物に電話をかけます。
呼び出し音が続いた後、相手が電話を取りますが、何も言いません。
「急にすみません、母から連絡先を」と夏が言うと、
相手は「夏?」と尋ねます。
「はい」と答える夏の表情は、嬉しそうです。
相手は穏やかな声で「おぉ、元気?」と続けます。
相手は夏の実父、溝江基春(田中哲司)でした。
弥生との複雑な関係
その夜、夏と百瀬弥生(有村架純)はスーパーへ出かけます。
「今日、俺作るから」と言う夏に弥生は喜びますが、栄養バランスを考える夏が海のことを思って作ろうとしていると察し、複雑な気持ちを抱きます。
夏は海のことを当たり前のように話しますが、それが弥生にとっては少し重荷になっているようです。
海の認知
帰宅後、夏は南雲朱音(大竹しのぶ)に海を認知することを伝えました。
朱里は、これから親子を始めらるのが羨ましいと言い、翔平はほほえみます。
父との対話
後日、夏は海を連れて喫茶店に入ります。
喫茶店で振り返ると、誰かを探している男性の姿が視界に入ります。
夏とその男性の目が合い、「お、いた」と近づいてくる男性。
それは、夏の実父・溝江基春でした。
溝江基春は、めんどくさいことは聞きたくないと言います。
夏は、自分の娘だと言って海を紹介し、写真が趣味だったのか訪ねます。
写真なんて趣味はないし、麻雀や競馬が趣味だと言います。
さらに溝江基春は、自分の子じゃないかもしれないぞ、海って変な名前だし、変な女だったんだな。と海の前で茶化します。
これに怒った夏は、電話で月岡大和(木戸大聖)に来てもらい、海を店の外に連れて行かせます。
基春は、大和も連れ子だと貶しますが、夏は自分の弟だとはっきり言い返します。
夏は2ヶ月前に知ったばかりの海を自分の娘だと認識し、基春に対して強い父親としての姿勢を見せます。
公園での出来事
夏たちは帰りに公園に寄り、弥生も合流します。
弥生は夏が怒っていることに気付き、その原因が実父にあることを察します。
海が遊ぼうとしたとき、弥生が海のネックレスを外そうとすると、夏が止めます。
ネックレスは、水季の遺灰であることを伝えます。
写真店での出会い
後日、写真店で現像された写真を受け取りに行った夏は、新田良彦(山崎樹範)から、基春が毎日ここに来ていることを聞きます。
実は基春は、夏が赤ん坊の頃からこの店の常連でした。
ゆっくり話せと新田から釣りを提案され、夏は基春と釣り堀に向かいます。
父親との和解
釣り堀で基春は、夏が父親になることに驚き、昔、写真を撮っていた理由を話し始めます。
基春は、夏が生まれた頃からの成長をレンズ越しに見守っていたことを語ります。
ある日、夏をだっこした基春に、ゆき子(西田尚美)は、検診で体重が増えていないことに深く悩んでいるのに、あなたは夏を趣味のようにレンズ越しにみているだけだと言いました。
この出来事が決定打となり、二人は離婚したと明かします。
夏は、海と出会った経緯を基春に話すと、基春は辛くなったらいつでも連絡するようにと伝え、和解の兆しが見えます。
手紙と未来への決意
夏は、月岡家の人々に海を認知することを伝え、海もそれを喜びます。
朱音から渡された水季の手紙を開け、弥生にも手紙を渡します。
弥生は津野晴明(池松壮亮)に会いに行き、手紙の内容に向き合いながら、自分の気持ちを整理します。
感想レビュー
第8話は、夏と実の父親である基春との再会が描かれました。
特に、夏が父親に対して抱いていた怒りや混乱、そしてやっと自分の気持ちを伝えることができた瞬間は、本当に心に響きました。
最初はひどい父親だと思いましたが、本当はずっと夏のことを忘れることなく再会を願っていたことが伝わってきました。
少し前の父親像を垣間見た気がしました。
また、離婚に至った経緯も、なんだかリアルすぎて、ゆき子さんの気持ちにもすごく共感しました。
ゆき子さんも、切羽詰まっていたんですね。
最終的には、夏は誰にも言えなかった本音を基春にだけはぶつけることができて、基春を反面教師として、父としての自覚が芽生えたようにも見えました。
そして、いつもの月岡家に帰宅すると、継父が温かく夏を受け入れるシーンは、自分の家族はここにあると実感し、だけど本音をぶつけられる実父という存在もできたという夏の表情でした。
海を認知する決意を固める場面では、応援したい気持ちでいっぱいになりました。
また、弥生との関係も非常に繊細に描かれており、彼女が海のネックレスを外そうとするシーンでは、夏との亀裂が最大限に描かれていました。
海のネックレスには、水季の遺灰が入っていて、弥生には割って入れない空間が流れていました。
弥生は、機転が利く女性ですから、ネックレスをしていればいつもママと一緒だねと言っていて、すごい!と思いましたが、内心はかなり傷ついていたと思います。
認知をした夏に、水季からの手紙が渡されましたが、どんな内容が書いてあったのか、そして「夏の恋人へ」と記された手紙を弥生に渡した夏。
弥生はその手紙をまだ開けていませんが、こちらもどんな内容なのか気になります!
次回展開予想
次回の展開では、弥生との関係も重要なポイントとなりそうです。
津野晴明との会話を通じて、弥生が自分の気持ちを整理し、夏とどのように向き合っていくのかが見どころです。
また、水季の手紙の内容も気になるところです。
手紙がどのように夏と弥生の関係に影響を与えるのか、そして夏が父親としてどのように成長していくのかが期待されます。
まとめ
第8話では、第8話では、夏が父親である基春と再会し、過去の確執や感情を清算する姿が描かれました。
家族の絆や親としての覚悟が試される中、夏は強い決意を見せました。
また、弥生との関係や海を認知する決意も重要なポイントとなり、物語は新たな展開を迎えます。
次回の展開がますます楽しみです。
登場人物紹介
月岡夏(目黒蓮)
南雲海の父親。過去の確執を清算し、父親としての覚悟を見せる。
南雲海(泉谷星奈)
夏の娘。夏との絆を深める。
百瀬弥生(有村架純)
夏のパートナー。複雑な感情を抱えつつも、夏との関係を深める。
溝江基春(田中哲司)
夏の実の父親。過去の確執を清算し、和解の兆しが見える。
南雲朱音(大竹しのぶ)
夏の支えとなる存在。水季からの手紙を夏に渡す。
月岡ゆき子(西田尚美)
夏の母親。基春との離婚の理由を夏に伝える。
月岡大和(木戸大聖)
夏の弟。基春に対して強い姿勢を見せる。
南雲水季(古川琴音)
海の母親。遺灰が入ったネックレスを海に託す。
新田良彦(山崎樹範)
写真店の店主。基春と夏の関係を見守る。
津野晴明(池松壮亮)
弥生の相談相手。弥生の気持ちを整理する手助けをする。