2024年10月スタートの注目ドラマ『全領域異常解決室』。
藤原竜也さんと広瀬アリスさんのダブル主演で贈る本作は、超常現象や怪奇事件を扱う特殊捜査機関の活躍を描くミステリードラマです。
この記事では、ドラマのあらすじや登場人物、各話のネタバレ解説、そして作品の魅力を徹底解剖します!
Contents
『全領域異常解決室』あらすじ
内閣府直轄の世界最古と呼ばれる捜査機関「全領域異常解決室」(通称「全決ゼンケツ」)を舞台に、
常識では解決できない事件に挑む特殊捜査官たちの姿を描いています。
室長代理の興玉雅(藤原竜也)と新人捜査官の雨野小夢(広瀬アリス)を中心に、
超常現象や怪奇事件の真相に迫っていきます。
『全領域異常解決室』の原作はある?
本作は完全オリジナル脚本のドラマです。
脚本は「マイファミリー」「TOKYO MER~走る緊急救命室~」など、数々のヒット作を手がけた黒岩勉さんが担当しています。
オリジナル作品ならではの予測不可能な展開が期待されます。
また、監督は石川淳一さんです。
『リーガル・ハイ』、『絶対零度~未然犯罪潜入捜査』や、最近では話題になった映画『変な家』などのホラーを手掛けています。
『全領域異常解決室』登場人物
1. 興玉雅(藤原竜也):全決の室長代理。鋭い洞察力で事件の真相に迫る。
2. 雨野小夢(広瀬アリス):警視庁音楽隊出身の新人捜査官。空間の歪みを感じる特殊能力の持ち主。
3. 宇喜之民生(小日向文世):全決の局長。豊富な経験で部下をサポート。
4. 荒波健吾(ユースケ・サンタマリア):警視庁捜査一課ヒルコ専従班の班長。
5. 芹田正彦(迫田孝也):謎めいたデリバリースタッフ。
6. 直毘吉道(柿澤勇人):内閣官房国家安全担当審議官。
『全領域異常解決室』ネタバレ
1話ネタバレ
新宿・歌舞伎町で発生した奇怪な「神隠し事件」。
大量の血痕と衣類だけが残され、遺体が消失するという超常現象に、内閣府直轄の特殊捜査機関「全領域異常解決室」が動き出す。
興玉雅(藤原竜也)と、雨野小夢(広瀬アリス)が真相に迫る中、地下アイドルの松宮が
「ヒルコが近づくと空間が歪んで見える」
と証言。
防犯カメラに映った崩れたモザイクのような人影。
しかし興玉は
「ヒルコではなくシャドーマンかもしれない」
と驚きの推理を展開し…。
2話ネタバレ
名門女子高で起きた謎の「集団失神事件」。
生徒や教師の7割が失神を経験し、またもや“ヒルコ”を名乗る人物から犯行声明が。
「全決」の興玉雅と雨野小夢が調査に乗り出す中、2ヶ月前の生徒会長の自殺、1ヶ月前の人気教師の失踪など、不可解な出来事が次々と明らかに。
さらに、学校の敷地内にあった祠の解体、そして興玉の「キツネツキ」発言など、超常現象を思わせる展開に。
失神の真相と、学校に隠された秘密とは?
さらに、豊玉神社の巫女・豊玉妃花の存在が新たな謎を投げかけます。
宇喜之民生から「勝手に動きすぎ」と忠告される彼女の真の目的とは?
第3話ネタバレ
都内の高層マンション庭園に空から物体が落下する奇妙な事件が発生し、その中には人の左足と小型機の一部が含まれていました。
「全決」の興玉雅はこれを「タイムホール」現象の可能性があると推測します。
DNA鑑定の結果、左足は4年前に小型機ごと失踪した世界的な重力理論研究者・真鍋哲(神保悟志)のものと判明。
調査の過程で、4年前に起きた研究データ捏造騒動が浮上します。
真鍋と主任研究員・常見真紀(山口紗弥加)がタイムホール研究で成功を発表したものの、常見のデータ捏造が発覚。
真鍋は常見を解雇し、研究も中止。
興玉と小夢が真鍋らの元研究室を訪れ片桐凛太朗(森下能幸)の話を聞いていると、突如として姿を消していた常見から連絡が入ります。
ハウスメイドと名乗る豊玉妃花(福本莉子)、タイムホールの謎、真鍋の失踪、そして常見の行方…複雑に絡み合う事件の真相とは?
第4話ネタバレ
東京・大手町で連続した4件の飛び降り自殺が発生し、ヒルコからの犯行声明が出される。
その内容は「縊鬼(いき)という妖怪を使い、堕落したビジネスマンを自殺に追い込んだ」というもの。
縊鬼は古来、自殺を誘う恐ろしい妖怪とされてきました。
犠牲者たちは国家的ビジネスに関わっており、内閣はテロの可能性を示唆。
4人目の自殺者・香取吉信(吉田宗洋)の妻・柘植朝日(橋本マナミ)は元モデルで、今はテレビのコメンテーターとしても活躍している。
興玉雅と雨野小夢は、朝日から「縊鬼に会った」という証言を得て、他の遺族も同様の証言を始める。
本当に妖怪の仕業なのか―!?
第5話ネタバレ
🟨⬛️追加キャスト3名解禁⬛️🟨
▪️第4話:#橋本マナミ
▪️第5話:#星野真里
▪️第6話:#吉田鋼太郎解決したかに見えるも、
未だに残る1〜3話の謎ーー新たな豪華キャストを迎え、
常識を超えた「とんでもない展開」が
始まります‼️#藤原竜也 × #広瀬アリス
🟨 #全領域異常解決室 🟨
⬛️ #ゼンケツ… pic.twitter.com/sHy0BaTPpS— 『全領域異常解決室』フジテレビ水10ドラマ【公式】 (@zenketsu_fujitv) October 23, 2024
東京各地で連続爆破予告が発生し、犯行声明を出したのはヒルコ。
過去4件は、マスコミへの予告と警察への通報で未遂に終わっていましたが、「全決」チームが現場映像を確認すると、
すべての現場に謎の女性・豊玉妃花(福本莉子)が映り込んでおり、雨野小夢(広瀬アリス)は彼女がヒルコかもしれないと疑い始めます。
その直後、5回目の予告が届き、今回は爆破まで30分。
警察が急行する中、薬剤師の生嶋未智(星野真里)が現場で爆弾を発見し、子どもを助けようとして負傷。
取り調べで彼女は「千里眼の力がある」と語り、謎が一層深まり・・・。
第6話ネタバレ
雨野小夢(広瀬アリス)は、興玉雅(藤原竜也)から人間と共に暮らす神々や彼らの力について教えられ、自らも神であること、そして「全決」の真の使命が神々による異常事件を解決することだと知る。
さらに、小夢は謎の神「ヒルコ」との戦争状態にあると聞き、使命感を抱く。
そんな中、美容系インフルエンサーが相次いで不可解な死を遂げる事件が発生。
ヒルコが「犬神の呪い」として犯行声明を出し、興玉は犬神筋の家系が関与している可能性に気づき、事件の核心に迫ろうとする。
第7話ネタバレ
広瀬アリス演じる雨野小夢は神の存在・天宇受売命だと気づく。
一方、料理研究家の大月比呂佳が「神隠し」された事件の調査を続ける興玉雅らは、被害者に共通のつながりがあると突き止める。
そして、古代の呪術者・役小角がヒルコとして今も生き続けているのではないかと推測する。
そんな中、ヒルコから芹田正彦に対する犯行声明が届いていた。神と人間が絡む複雑な事件へと発展し・・・。
第8話ネタバレ
ヒルコによる神隠し事件が解決しない中、東京で4件の連続餓死殺人事件が発生。
事件の被害者は普通の人々で、たった一晩で餓死してしまうという不可解な現象。
ヒルコからは「修理固成が終わろうとしている。この世は間もなく生まれ変わる」との声明が出され、興玉雅や雨野小夢、荒波健吾らが調査を開始。
4人の被害者に接点はないものの、全員の腕時計が狂っており、現場付近の防犯カメラに同一人物の姿が映っていた。
興玉は、これは≪ヒダル≫という悪霊の仕業かもしれないと考える。
一方、月読命の佃未世が関与している可能性が浮上。
さらに、過食窒息事件で盗まれた人魚のミイラの行方を追う荒波は、直毘吉道から情報を引き出そうとして・・・。
第9話ネタバレ
荒波健吾(ユースケ・サンタマリア)は直毘吉道(柿澤勇人)からの情報で興玉雅(藤原竜也)に不信感を抱き、事情を聴く。
一方、興玉は月読命・佃未世(石田ひかり)が「天石戸別神は興玉雅」とのメッセージを送っていたことを知る。
全決に戻った興玉は突然の襲撃に遭い、神器・天之加久矢の矢尻で刺され重傷を負う。
弱りゆく中、興玉は自分が≪天石戸別神≫であると打ち明ける。
生き残るには再生が必要だが、興玉の死は小夢(広瀬アリス)の命も危険に晒す。
小夢は興玉を救うため芹田(迫田孝也)と行動を開始する。
引用抜粋:https://www.fujitv.co.jp/zenketsu/story/index.html
『全領域異常解決室』の各話には神やUMA・迷信などが続々と登場!
「全領域異常解決室」には、謎の存在が次々と登場します。
不遇の神・ヒルコ
ヒルコ(蛭子)は日本神話に登場する神で、イザナギとイザナミの最初の子供です。
彼は体に障害を持って生まれ、不遇な運命をたどります。
生まれてすぐに葦の舟に乗せられて海に流されましたが、このことが彼が不遇の神として知られる理由です。
「蛭子」という名は「水蛭子」に由来し、古事記や日本書紀にその存在が記されていますが、記述には違いがあります。
ヒルコは流された後、漁民に救われ、やがて七福神の一柱、恵比寿(えびす)として商業や豊漁の神として信仰されるようになりました。
この神話は古代日本の社会的価値観を反映しており、ヒルコの物語は現代でも多くの人々に語り継がれています。
ドラマ内では、事件の背後に潜む存在として描かれ、重要な鍵を握っている可能性があります。
シャドーマン(光る人型UMA)【第1話】
シャドーマン(またはシャドーピープル)は、未確認生物(UMA)として知られ、主にアメリカで多く目撃される謎の存在です。
黒い人型の影として現れ、非常に速く動くことが特徴で、出現時には焦げたにおいや静電気のような感覚が伴うことがあるとされています。
また、ポルターガイスト現象と関連し、家具が揺れたり爆発音が聞こえることもあります。
シャドーマンの正体については、異次元からの存在や幽霊、エネルギー体などさまざまな仮説があります。
日本でも「影女」という妖怪と関連付けられることがあり、目撃談はオレゴン州や浅草寺、アリゾナ州など世界各地に広がっています。
この存在は、インターネットを通じて噂や都市伝説として広まり、漫画やアニメなどでも描かれています。
キツネツキ(狐憑き)【第2話】
キツネツキ(狐憑き)は、狐の霊が人に取り憑く現象で、特定の人が異常な行動や心理状態を示すことを指します。
特に女性に多いとされ、取り憑かれると狐のような仕草をしたり、赤飯や油揚げを欲しがることがあります。
この信仰は日本の古代から存在し、奈良時代や平安時代の『日本霊異記』や『今昔物語集』に狐憑きの記録が残っています。
江戸時代には、狐を飼い霊力で富を得ると信じられる家系も存在しました。
明治時代以降、精神医学の観点からも研究され、「狐憑病」として精神障害の一種とされることもありました。
このようにキツネツキは迷信だけでなく、文化や精神的な病とも関連する現象とされています。
ケセランパサラン【第2話】
ケサランパサランは、日本の民間伝承に登場する謎の生物です。
白くてふわふわした毛玉のような形状で、空から降ってきて捕まえた人に幸運をもたらすとされています。
名前の由来には諸説あり、スペイン語や梵語が語源という説もあります。
1970年代に広く知られるようになり、実際には植物の冠毛や動物の毛からできたものと考えられています。
特筆すべきは、化粧道具のおしろいを与えることで飼育・増殖できるという伝説です。
この独特な「育て方」が、ケサランパサランの神秘性をさらに高めています。
タイムホール【第3話】
タイムホールは、現代科学の最前線で注目される興味深い理論的概念です。時間と空間を超越する通路として、物理学者たちの想像力を刺激し続けています。
この概念は、アインシュタインの一般相対性理論から派生したワームホールの考えに基づいています。時空を貫くトンネルのような構造で、異なる時空をつなぐ可能性を秘めています。
理論上、タイムホールを利用すれば時間旅行も不可能ではないとされ、「ウラシマ効果」として知られる現象も関連しています。これらの概念は、現代物理学の最も挑戦的な研究テーマの一つとなっており、SF作品にも多大な影響を与えています。
縊鬼(いき)【第4話】
縊鬼(いき、またはくびれおに)は、中国や日本の妖怪で、自殺を促す存在として知られています。
この妖怪は他者に取り憑き、首を括らせると言われ、その起源は中国の伝承にあります。
中国では、冥界の人口が一定に保たれるという考えがあり、死者が生まれ変わるためには生者が同じ死に方をしなければならないとされています。
そこで、縊鬼は生者に自殺を強要し、代わりに死ぬよう促す存在として描かれます。
日本では「いつき」とも呼ばれ、水死者の霊と関連付けられることが多いです。
縊鬼に取り憑かれると、強烈な自殺衝動に駆られ、逃れることはほぼ不可能とされています。幕末の随筆家・鈴木桃野の記録にも、ある人物が「首を括る約束をした」と言い残し、その後実際に自殺したという話があります。
縊鬼は、『ゲゲゲの鬼太郎』や『ちびまる子ちゃん』にも描かれており、恐ろしい妖怪として多くの作品で取り上げられています。
千里眼【第5話】
千里眼とは、遠く離れた場所や未来の出来事、他人の心の動きまでを見通せる力のことです。
道教における媽祖の神に仕えている存在が持つ力とされ、天眼通とも呼ばれます。千里眼を持つ者は、その場にいなくても遠方の出来事を知覚できると言われています。
また、比喩的に、鋭い直感で物事を見抜く能力を持つ人を指すこともあります。
犬神【第6話】
犬神(いぬがみ)は、西日本で特に四国地方を中心に伝承されている憑き物で、強力な呪いの力を持ち、取り憑かれた人に不幸をもたらす存在とされています。
犬神を祀る家は裕福になるという言い伝えもありますが、その家族は周囲から恐れられ、敬遠されがちです。
また、犬神は感情が不安定な人に取り憑きやすく、憑かれると身体に痛みを感じたり、犬のような行動を取ったりすることがあるとされています。
「八百比丘尼(ヤオビクニ)」【第6話】
人魚の肉を食べたことによって800歳まで生きたとされ、犬塚という犬塚(関めぐみ)が登場しました
八百比丘尼は、日本の文化において不老長寿の象徴とされ、その伝説は現在も多くの人々に語り継がれています。
役小角(えんのおづぬ)【第7話】
役小角(えんのおづぬ)は、飛鳥から奈良時代にかけて実在した呪術者で、修験道の創始者として知られています。
彼は634年、奈良県に生まれ、幼少期から異能を持ち、元興寺で孔雀明王の呪法を習得後、熊野や大峰山で修行を積み、神通力を得たとされています。
役小角は鬼夫婦の前鬼・後鬼を弟子とし、災いをもたらす存在だった彼らを改心させて従えたと伝えられています。
また、一言主神との対立から冤罪で捕らえられ、伊豆大島に流刑されましたが、富士山へ修行に向かう伝説も残っています。
ヒダル【第8話】
ヒダルは、主に西日本の民間伝承に登場する霊で、空腹感を引き起こす存在として知られています。
特に山道や峠で出会うことが多く、餓鬼憑きの一種とされ、北九州では「ダラシ」と呼ばれます。
ヒダルの起源は、死後に祀られず彷徨う霊が苦しみを他者に伝え、憑依することにあります。
憑かれると激しい空腹感や疲労感に襲われ、動けなくなることがあり、最悪の場合命を落とすとも言われています。
『全領域異常解決室』は実在している!?
ドラマ内の設定である「全領域異常解決室」は架空の組織です。
しかし、アメリカには「全領域異常対策室(AARO)」という実在の組織があります。
これは未確認飛行物体(UFO)や未確認空中現象(UAP)に関する調査を行う、国防総省の機関です。
AAROは2022年7月に設立され、科学的アプローチでUAPに関する情報収集や報告を行っています。
ドラマの「全決」は、このAAROのような組織を日本の文脈に置き換え、さらにフィクションの要素を加えて創作されたものと考えられます。
「神隠し」や「シャドーマン」といった日本的な超常現象を扱うことで、視聴者の興味を引き付ける工夫がされています。
つまり、「全領域異常解決室」は実在しませんが、現代社会の謎や不可解な現象への関心を反映した、魅力的なフィクションの世界を作り出しています。
『全領域異常解決室』おもしろい?感想や評判
視聴者からは
- 「藤原竜也と広瀬アリスの息の合った演技が見どころ」
- 「予想を裏切る展開に引き込まれる」
- 「オカルト要素と人間ドラマのバランスが絶妙」
といった好意的な感想が多く寄せられています。
『全領域異常解決室』最終回結末はどうなる?
(※放送前のため予想となります)
興玉と雨野が、一連の超常現象の背後に隠された真実を明らかにし、大きな陰謀を暴く展開が予想されます。
雨野の能力の秘密も明らかになり、新たな展開への伏線となる可能性があります。
また、ヒルコの正体は大きな黒幕がが登場するかもしれません。
主人公たちの能力が人工的に作られたものだったという真相や、「全決」の隠された目的が明らかになる展開が考えられます。
ヒルコの正体の考察はこちらです↓
『全領域異常解決室』は何話まで?最終回はいつ?
『全領域異常解決室』は、全11話で、最終回は12月18日(水)と予想しています。
『全領域異常解決室』スタッフ・主題歌
脚本:黒岩勉
演出:石川淳一
主題歌:
オープニングテーマ:清水美依紗「TipTap」
まとめ
『全領域異常解決室』は、超常現象をテーマにしながらも、その背後にある人間ドラマに焦点を当てた奥深いミステリードラマです。
藤原竜也と広瀬アリスの演技、予測不可能な展開、そして人間の業の深さを描く脚本が高く評価されています。
今後の展開にも大きな期待が寄せられる注目作品と言えるでしょう。