「全領域異常解決室」では、ミイラを復活させ「神の総入れ替え」を企てる寿正(野間口徹)の存在が浮かび上がりました。
彼がヒルコそのものである可能性、さらには神ではなく役小角(えんのおづぬ)という伝説的な呪術師である可能性があります。
今回はその考察を徹底的に行い、ヒルコの正体や寿正の目的に迫ります。
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ヒルコの正体は寿正?浮かび上がる理由
第7話の中で、謎の男として登場した寿正(野間口徹)が、雨野たちを監視していたことが判明しました。
さらに彼は警察が保管していたミイラを持ち出し、佃(石田ひかり)の力を利用して復活させようとしていることも明らかになります。
この計画の裏には、「神の総入れ替え」という壮大な目的が隠されているようです。
ここで重要なのは、寿正が「神」であるという明確な描写が一切ない点です。
これまで神であるキャラクターたちは、特有の能力や存在感が描写されてきましたが、寿正に関してはそのような要素がまだありません。
むしろ、寿正が持つのは「計画力」や「知識」、そして「人間を超えた執念」を感じさせます。
このことから、彼は神ではなく、何らかの呪術を使う存在、すなわち役小角である可能性が高いと推測されます。
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— 『全領域異常解決室』フジテレビ水10ドラマ【公式】 (@zenketsu_fujitv) November 20, 2024
寿正=役小角?呪術師としての背景
役小角は実在した修験道の開祖として知られる人物ですが、伝説的な逸話の多くには超自然的な力を持つ呪術師としての側面があります。
永遠の命を追い求めたり、神々と対話したりする能力を持つとされ、現代のフィクションでも神秘的な存在として描かれることが多いです。
第6話で明らかになった「人魚の燻製」を集めるヒルコの行動や、
第7話での「ミイラ復活」の描写は、呪術や不老不死に関連した行動として非常に符号します。
寿正が役小角であるならば、彼が「永遠の命」に執着する理由も明確に説明がつきます。
さらに、第7話で語られた「神の総入れ替え」という計画も、役小角の背景を考えると意味が通ります。
彼は自らが神を超えた存在になるため、既存の神々を排除し、新たな秩序を築こうとしているのではないでしょうか。
神ではないヒルコが神々に対抗できる理由
寿正が神でないと仮定すると、疑問として浮かぶのは「どうやって神々に対抗するのか?」という点です。
しかし、ここで注目したいのが佃の力です。
第7話では、佃が雨野を治療し、命を救う重要な役割を果たしました。
この力を逆利用することで、寿正は神々を支配下に置こうとしている可能性があります。
また、雨野の呼び出しの鈴が彼女に返還されたことにも意味があります。
神々の力が「道具」によって操作可能であることを示唆しており、寿正も何らかの神器を手に入れている可能性があります。
さらに、神々が自らの記憶や力を失うことで「人間」として生きる選択を迫られる描写が続いています。
これは、寿正が既存の神々を弱体化させるための巧妙な罠かもしれません。
ヒルコの正体に迫る伏線と今後の展開
物語全体を振り返ると、ヒルコ=寿正説を裏付ける伏線がいくつも張られてきたことがわかります。
ミイラの描写:寿正が呪術の力を駆使して、古代からの存在を復活させようとしている。
佃の力の利用:神の力を逆手に取る。
雨野の神の能力を復活させる:事度渡しで奪われた神の能力を神器によって復活させる。
今後の展開としては、寿正が神々をさらに追い詰める行動に出る可能性が高いです。
雨野や興玉がその計画をどのように阻止するのか、
また寿正が役小角であると確定した場合、彼が本当に達成したい「永遠の命」の意味とは何かが焦点となるでしょう。
また、第7話で興玉が言っていた通り、事度を渡されたなら神には戻れなものの、
神器によって雨野の神としての能力を復活させることができるのは「役小角」しかいないのかもしれません。
まとめ:寿正の正体と「神の総入れ替え」の行方
第7話で浮かび上がった寿正=ヒルコ=役小角説は、物語の核心に迫る大きな伏線であり、神々の存在意義を揺るがす重要なテーマです。
彼が目指す「神の総入れ替え」は、単なる復讐や野心ではなく、神話の再構築ともいえる壮大な計画である可能性があります。
佃の力を利用してミイラを復活させるなど、彼の行動には計算された意図が感じられ、今後も寿正の一挙手一投足から目が離せません。
果たして雨野や興玉はこの計画を阻止できるのか? そして寿正の真の目的とは?
次回以降の展開が楽しみです!