「新宿野戦病院」第9話(8月28日放送)は、岡本勇太(濱田岳)の複雑な感情と、新宿歌舞伎町での南舞(橋本愛)との関係が中心となって進展します。
ヨウコ・ニシ・フリーマン(小池栄子)たちが患者の回復を見届ける一方で、アメリカのケーブルテレビが聖まごころ病院の取材に訪れ、医師たちの緊張感が高まります。
このエピソードでは、登場人物たちの人間関係や感情の揺れ動きが鮮やかに描かれ、物語の新たな展開が期待されます。
Contents
第9話ネタバレ
岡本勇太(濱田岳)は、男性のうめき声で目を覚ますと、ラブホテルのベッドの上で半裸の状態であることに気づきます。
部屋には誰もいないものの、南舞(橋本愛)のエプロンだけが残されていました。
岡本は、舞との一夜の出来事に困惑しながらも、今後の関係を考えます。
舞の決断
岡本は舞との関係について話し合おうと食事に誘いますが、
舞は高峰享(仲野太賀)とも岡本とも付き合うつもりはないと断言し、食事も途中で去ってしまいます。
舞の心には何か複雑な思いがあるようで、岡本はその背中を見送りながら心の中で葛藤を抱えます。
房江の退院と“まごころ”の温かさ
一方、聖まごころ病院では、堀井しのぶ(塚地武雅)の母・房江(藤田弓子)がリハビリを終え、ヘルパーの甲斐と共に退院の準備をしています。
房江は旦那に似たヘルパーのおかげで、生きる希望を取り戻し、医師たちに感謝しながら病院を後にします。
アメリカのテレビ取材と緊急カンファレンス
その後、アメリカのケーブルテレビが聖まごころ病院の取材に訪れるも、
何も特別なことが起こらないため、院長・高峰啓介(柄本明)の提案で緊急カンファレンスが開かれます。
虐待の疑い、陰茎切断、自殺未遂といった深刻なケースが取り上げられ、医師たちはそれぞれの意見を交わし合います。
星崎家の誤診問題
18時を過ぎ、院長の飲み会宣言で、岡本が用意した酒とつまみで乾杯となります。
しかし、休診日のはずの病院に、星崎菜々(佐津川愛美)とその息子が現れ、過去の診療について誤診だと騒ぎ立てます。
小児科医の横山(岡部たかし)はその対応に追われ、医療ミスの疑いをかけられますが、病院のスタッフたちが一丸となって横山を守り抜きます。
未知のウイルスと世界の混乱
2025年。
新型コロナウイルスとは異なる未知のウイルスの感染が世界的に拡大し、各国でロックダウンが検討され始めます。
日本でも感染者が出てしまい、社会は新たな恐怖に包まれ・・・。
感想レビュー
第9話は、個々のエピソードが織り交ぜられたオムニバス形式でした。
特に、岡本と舞の関係が進展するかと思いきや、舞が突き放すような行動を取ったシーンには驚きました。
舞は岡本のことが気になっているはずなのに、なぜ素直になれないのでしょうか。
映画の趣味も合い、二人の会話が弾むシーンでは、仲の良さが垣間見えただけに、二人の関係の行方が気になります。
また、医師たちが厳しい現実と向き合いながらも、温かさを忘れない姿に感動しました。
特に、房江の退院を見送るシーンでは、家族のような絆が感じられ、病院の名前である「まごころ」が本当にピッタリだと思いました。
地震や災害だけでなく、ウイルスという見えない恐怖に立ち向かう姿は、
現実世界ともリンクしていて、強いメッセージを送っているように感じます。
次回からの展開がますます楽しみです。
次回展開予想
次回は、未知のウイルスによる感染拡大の影響がさらに広がり、病院内外での緊張が高まることが予想されます。医師たちは新たな対策を講じる必要に迫られ、これまで以上に一致団結して困難に立ち向かうことになるでしょう。また、岡本と舞の関係についても進展があるのか、享との三角関係がどのように展開するのか注目が集まります。
星崎家の誤診問題もまだ解決しておらず、再度病院を訪れる可能性があります。横山医師がこの問題をどう対処するのか、病院全体の対応にも注目が必要です。
まとめ
「新宿野戦病院」第9話は、個々のストーリーラインが交錯し、登場人物の複雑な感情がリアルに描かれた回でした。
岡本と舞の関係、房江の退院、医師たちの緊急カンファレンス、そして未知のウイルスによる新たな危機など、多くの要素が詰め込まれていました。
クドカンさんらしいを飽きさせない構成となっていて、今後の展開が非常に楽しみです。
登場人物
- 岡本 勇太(濱田岳): ラブホテルで目覚めた警察官。舞との関係に悩む。
- 南 舞(橋本愛): NPO法人『Not Alone』のメンバー。岡本と享との関係に揺れる。
- 高峰 享(仲野太賀): 聖まごころ病院の医師。舞への気持ちを抱えている。
- 堀井 しのぶ(塚地武雅): 聖まごころ病院のスタッフ。母の房江を退院に導く。
- 房江(藤田弓子): しのぶの母。リハビリを経て退院。
- 高峰 啓介(柄本明): 聖まごころ病院の院長。病院を取材するテレビ局の対応に奮闘。
- 横山(岡部たかし): 小児科・内科医。誤診問題に直面する。
- 星崎 菜々(佐津川愛美): 患者。過去の診療について誤診を訴える。